外反母趾は足だけの問題じゃない?姿勢にも影響する根本原因とは(2025年08月04日 15時17分) ザバス鍼灸整体院 川崎

「親指の付け根が出っ張って痛い」「靴を履くと擦れてつらい」
そんな外反母趾の悩み、実は見た目以上に身体全体に影響を及ぼしていることをご存じですか?
足の変形だけに注目していると、根本的な改善は難しくなります。

【主な原因】
外反母趾の主な原因は、ハイヒールや細身の靴など足に合わない靴を長時間履き続けること。
しかし実際には、それだけではありません。
現代人に多いのが、足裏や足指の筋力低下、足のアーチ構造の崩れ、重心の偏りです。

本来、足には「横アーチ」と「縦アーチ」があり、地面からの衝撃を吸収したり、正しい歩行を支える役割があります。
このアーチが崩れると、親指が内側にねじれながら外へ押し出され、徐々に外反母趾が進行していくのです。

【対策・解消法】
まず大切なのは、足に合った靴を選ぶこと。
つま先にゆとりがあり、足全体をしっかり支えてくれる靴を選ぶことで、圧迫による負担を減らせます。

加えて、足指をしっかり使う習慣も効果的です。
足指のグーパー運動や、裸足でのバランス運動などで、足本来の機能を取り戻していきましょう。
また、日常の立ち方や歩き方も見直し、重心が外側や前に偏らないよう意識することが予防・改善につながります。

【放っておくと?】
外反母趾を放置していると、痛みの悪化や変形の進行だけでなく、膝・股関節・腰へも負担が波及する恐れがあります。
歩き方が不自然になり、全身のバランスが崩れることで、肩こりや頭痛を訴える方も少なくありません。

特に女性の場合、外反母趾が原因でおしゃれな靴が履けなくなり、日常の楽しみが減ってしまう…というケースも。

【当院での対応】
当院では、外反母趾を「足だけの問題」と捉えず、全身の使い方やバランスの乱れが引き起こした結果と考えています。

施術では、足のアーチ構造を取り戻すことを目指しつつ、骨盤・膝・股関節などの連動も調整。
また、歩き方や立ち方のクセを細かく分析し、痛みを繰り返さない身体づくりをサポートしています。

見た目の変形だけでなく、姿勢や体調にも影響する外反母趾。
「靴のせい」だけで片付けず、今こそ体全体から見直してみませんか?