「歩くと親指が痛む」「爪が食い込んで靴を履くのがつらい」
そんな巻き爪の悩みを、“爪だけの問題”と考えていませんか?実は、巻き爪は足元から全身のバランスを崩す原因になることもあるのです。
【主な原因】
遺伝的な要素もあると言われていますが、まだ分かっていないことも多くあります。
ですが、巻き爪の多くは、深爪や先の細い靴による圧迫が原因で起こるというのが有力な説と思われます。
もうひとつ見逃せないのが、足指をしっかり使って歩けていないこと。
現代人は、歩行時に足の指を地面につけずに「ペタペタ」歩いている人が多く、これが足指や爪に正しい刺激を与えられない原因になります。
また、外反母趾や偏平足など、足のアーチの崩れも巻き爪を引き起こす一因です。
つまり、巻き爪は「爪の問題」ではなく、「足の使い方の問題」なのです。
【対策・解消法】
まずは足に合った靴を選ぶことが大切です。つま先が狭すぎず、指先に余裕があるものを選びましょう。
また、深爪を避け、爪は指先よりやや長めに、角を丸めずまっすぐカットするのが基本です。
加えて、足指を使った運動やストレッチも有効です。足指のグーパー運動や、裸足での足踏みなど、地面をつかむ力を取り戻すことが再発防止につながります。
【放っておくと?】
巻き爪は自然に治ることはほとんどなく、進行すると炎症や化膿、激しい痛みを引き起こします。
また、痛みをかばって歩くことで、膝・腰・股関節への負担が増加し、姿勢や歩き方が崩れるリスクも。
「痛いけど我慢して歩けるから…」という状態が続くと、他の部位にも不調が連鎖していく可能性が高くなります。
【当院での対応】
当院では、巻き爪による不調を「足元のアンバランス」と捉え、足のアーチ・指の使い方・重心の位置を整えることで根本から改善を目指します。
単に爪の処置をするのではなく、身体全体の使い方を変えていくことが巻き爪の再発予防にもつながると考えています。
骨盤や姿勢の調整を通じて、足にかかる負担そのものを軽減し、「歩くのが楽になった」「痛みを忘れていた」と感じていただける方も多いです。
足の小さなトラブルこそ、身体全体を見直すチャンスです。
巻き爪を「仕方ない」とあきらめず、足元から快適な毎日を取り戻していきましょう。
爪に薄いプラスチックのプレートを接着して少しずつ爪の巻きを矯正していく「巻き爪矯正」の専門店
『巻き爪研究所』も併設しておりますので、気になる方はご相談ください。
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