ある日突然、肩が上がらない。後ろに手を回すと鋭い痛みが走る。
――これが多くの方が経験する「四十肩」です。
名前の通り40代に多いですが、最近では30代や50代以降にも広く見られます。
「年齢のせい」「関節が古くなった」と片づけられがちな四十肩ですが、
実際は肩そのものだけでなく、体の使い方や姿勢のクセの積み重ねが深く関わっています。
■肩が固まる本当の理由
肩関節は人体の中で最も自由度の高い関節ですが、その分バランスを崩しやすい場所でもあります。
猫背姿勢で胸が縮こまると、肩甲骨は外に広がり、肩関節が正しい位置からずれてしまいます。
さらに反り腰が加わると背骨全体のカーブが乱れ、肩甲骨の動きに制限がかかります。
その結果、普段の何気ない動作の中で肩に小さな負担が積み重なり、
ある日、限界として四十肩が表面化するのです。
■放置が招く悪循環
「そのうち治るだろう」と放置する人も少なくありません。
確かに自然に回復する例もありますが、動かさない期間が長いと関節はますます固まり、
可動域が制限されたまま残ってしまうリスクがあります。
さらに肩をかばうことで首や腰にまで痛みが広がり、「肩だけの問題」では済まなくなるのです。
■自分でできる工夫
改善の第一歩は「肩を休ませすぎないこと」。
痛みのない範囲で小さな動きを続けることが重要です。
・タオルを後ろ手で持ち、上下に軽く引っ張るストレッチ
・壁に手をつき、少しずつ腕を滑らせて上げていく運動
・深い呼吸をしながら胸を開く姿勢を意識する
また、日常生活では長時間の猫背姿勢を避け、肩甲骨が自由に動ける環境をつくることも大切です。
■整体でのアプローチ
整体では痛みのある肩だけを直接ケアするのではなく、
骨盤や背骨、肩甲骨の動きを含めて全身を整えることを重視します。
全身の連動を取り戻すことで肩の可動域が広がり、痛みの軽減や再発予防につながります。
実際に「腕が自然に上がるようになった」
「夜の痛みが和らいで眠れるようになった」といった声も多く聞かれます。
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