■ 症状の背景にあるもの
変形性膝関節症は加齢とともに増える代表的な関節トラブルですが、
実は単に「膝の軟骨がすり減ったから痛い」という単純なものではありません。
膝関節は、太ももやお尻、ふくらはぎといった複数の筋肉に支えられ、
全身のバランスの中で動いています。
これらの筋肉の働きがかたよると、膝の一部に負荷が集中し、
関節周囲の組織に炎症が起こりやすくなるのです。
■ よくある思い違い
膝を守るつもりが、かえって悪化させてしまうセルフケアも少なくありません。
・痛いからと極端に安静にする → 筋力が落ち、膝を支える力が弱まり進行を早める。
・過剰な運動をいきなり始める → ジョギングや深いスクワットなどは炎症を悪化させる危険あり。
・サプリや湿布だけに頼る → 一時的な緩和はあっても、根本的な解決にはならない。
こうした“ありがちな思い込み”が改善を遠ざけてしまうのです。
■ 改善のために大切なこと
膝を長持ちさせるには「動かすこと」と「支える筋肉を取り戻すこと」が欠かせません。
・ウォーキングや水中運動など、関節にやさしい運動を継続する
・太ももやお尻の筋肉を意識的に使うことで、膝に集中する負荷を分散する
・正しい歩き方を身につけ、体重のかけ方を均等にする
さらに体重管理も重要です。
数キロの体重増加でも、膝には何倍もの負担がかかることが分かっています。
■ 整体でできること
整体では、膝そのものを揉んだり伸ばしたりするのではなく、
股関節・骨盤・足首まで含めた連動性を整えていきます。
これにより膝関節に偏っていた負荷が分散され、歩行や階段の動作が楽になるケースが多く見られます。
また、使えていない筋肉に神経からの働きを促す施術を組み合わせることで、
膝を支える本来の機能を取り戻しやすくなります。
■ まとめ
変形性膝関節症は「膝が悪いから痛い」と単純に片づけてしまうと、本質を見失いがちです。
全身のバランス、筋肉の働き方、日常の習慣――これらを正しく整えることが、
症状の進行を防ぎ、長く自分の足で動ける未来につながります。
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