■ 歩くと痛い、でも少し休むとまた歩ける
「少し歩くと足が痛くなる。でも、休めばまた歩ける。」
この特徴的な症状を「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼びます。
最初は「年齢のせいかな」「筋肉痛かも」と思いがちですが、
放置すると歩行距離がどんどん短くなり、
外出そのものがつらくなることも少なくありません。
■ 原因は大きく2つ
血管の問題(血管性)
足の動脈が動脈硬化などで狭くなり、
歩行時に筋肉へ十分な血液が行き届かなくなるタイプです。
喫煙、高血圧、糖尿病などの生活習慣病と深く関係しています。
神経の問題(神経性)
腰の脊柱管が狭くなって神経が圧迫され、歩行時に痛みやしびれが出るタイプ。
腰部脊柱管狭窄症などで見られ、前かがみで休むと楽になるのが特徴です。
■ 放置のリスク
痛みを我慢して歩き続けると、筋力や血流がさらに低下し、日常生活に支障をきたします。
血管性の場合は潰瘍や壊疽(えそ)を起こす危険もあり、
神経性の場合は歩行障害が進行してしまうこともあります。
■ 自分でできる対策
無理のない範囲での歩行:痛みが出る前に休みながら、少しずつ歩行距離を伸ばす。
姿勢を整える:骨盤や腰のバランスを意識し、前かがみすぎない歩行を心がける。
ふくらはぎのストレッチ:血流を促し、下肢の緊張をやわらげる。
生活習慣の見直し:禁煙・適度な運動・食事の改善で血管環境を整える。
■ 当院での対応
当院では、足そのものだけでなく、腰・骨盤・股関節を含めた下肢全体の動きを整えます。
神経の通りや血流を阻害している筋緊張を解き、
神経促通法で使えていない筋肉を目覚めさせることで、足の運びがスムーズに。
当院では足首から骨盤までの連動を整え、神経促通によって使えていない筋肉を活性化します。
小さな変化の積み重ねが、大きな快適さにつながっていきます。
間欠性跛行は「歩けるうちは大丈夫」ではなく、「歩ける今こそ整えるチャンス」。
放置せず、動ける体を取り戻しましょう。
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