■ ミネラルは「栄養」ではなく「電気の指令」
疲れやすい、足がつる、集中力が続かない…。
そんな不調の裏にあるのが「ミネラル不足」です。
しかし、ミネラルは栄養素のひとつというよりも、
体の電気信号を正しく伝えるためのスイッチのような役割をしています。
ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどは、
神経と筋肉の電気的なオン・オフを支える「電解質」。
これが不足すると、神経伝達が乱れ、筋肉の収縮や血管の働きまで狂ってしまいます。
■ 汗をかく=ミネラルを失う
現代人に多いのが、水分だけを補ってミネラルを補っていない状態です。
特に夏場やサウナ後、運動後に「水ばかり飲む」ことで体液のバランスが崩れ、
体の中の電気回路がショート気味になります。
結果として、足がつる・頭痛・だるさ・むくみなどが現れることも。
ただ水を飲むのではなく、塩・マグネシウム・カリウムを少しずつ補うことが大切です。
■ 食事でできるミネラル補給
・マグネシウム:海藻類、ナッツ、アーモンド、にがり入り豆腐
・カリウム:バナナ、アボカド、さつまいも
・カルシウム:小魚、チーズ、ごま
・ナトリウム:天然塩(過剰摂取ではなく良質な塩を)
サプリで摂るよりも、食材の組み合わせでバランスを取るほうが吸収率は高くなります。
■ 放っておくと?
ミネラルの不足は、筋肉や神経だけでなく、
自律神経のバランスやホルモン分泌、血圧、睡眠リズムにも影響します。
「冷えやすい」「寝ても疲れが取れない」状態が続く場合、
単なるストレスではなく、体の電気信号エラーかもしれません。
■ 当院での対応
当院では、ミネラルバランスの乱れによって
神経や筋肉が正常に働かなくなっているケースにも注目しています。
神経促通法で“反応しづらい筋肉”を再び働かせ、
ミネラルと水分の流れを整えることで、
「動かしやすさ」「軽さ」「集中力の回復」を実感される方が多くいらっしゃいます。
ミネラルは「摂る」よりも「使える状態に整える」ことが大切。
体内のバランスを整え、疲れにくい電気の通りのよい体をつくりましょう。
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