「腰痛はあるけど、レントゲンやMRIでは異常なし…。何が原因なの?」
そんな疑問をお持ちの方へ、今回は異常のない腰痛との関係性が高い“腰椎の形状”について解説します。
◆ 腰椎ってどこのこと?
腰椎は脊柱(背骨)の一部で下部にある5つの骨のことを指します。
人の脊柱は生理的湾曲と言って、身体への負担を軽減するため、あらかじめS字を描いています。
人の背骨は本来「S字カーブ」を描いており、腰椎は前側に向かって湾曲をしています。
◆腰痛の方は「前弯」が少ない?
腰痛を抱える方の多くは、この腰椎の前弯が少なくなっている傾向があります。
つまり、本来のカーブが失われ、「まっすぐ気味」になってしまっているのです。
◆「前弯」が減る原因は“日常生活”にある
腰椎の湾曲が少なくなってしまう要因として考えられる事は、遺伝や過去のけがなどの
影響もありますが、生活習慣や日常の癖など、意外と身近な要因も多く存在しています。
では腰椎の湾曲が少なくなりやすい方はどんな方なのでしょうか
①デスクワークやスマホの利用頻度が高いなど前のめり姿勢が多い
②家事や仕事などで前かがみの作業が多い
②足をあまり上げずに歩く
③ヒールや底の高い靴を履くことが多い
④無意識に身体をかばっている
このような身近な要因に共通している事は姿勢です。
どれも、前かがみで背骨と太ももが「く」の字のように近づき、股関節が押しつぶされてしまっています。
このような姿勢では、股関節の可動域が制限されてしまい、
さらにこの状態が日常的に繰り返されると、股関節が固くなってしまいます。
実はこの姿勢こそが、腰痛の原因の1つになっているのです。
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