「整体って怖いイメージがあって苦手」
「病院でも治らなかったから整体で治るか不安」
この記事はそんなことを思っている方に向けて書いています。
こんにちは!東京脊柱専門整体院です。
本日は当院の治療法モルフォセラピーについて詳しく解説していきます。
モルフォセラピーに興味を持っていたり、整体に苦手意識をお持ちの方にはピッタリな内容となっていますので、是非最後までご覧ください。
そもそもモルフォセラピーってなに?
そう思っている方がほとんどだと思います。
モルフォセラピーは「形態」を意味するモルフォと「治療」、「療法」を意味するセラピーを組み合わせた造語になります。
文字通り、人間の形態に着目した施術方法で、人体の左側にだけ現れる規則的な左右差「アシンメトリ現象」を治して行くためのものです。
他の整体と違うところをいくつか紹介します。
とても優しい力で施術を行う(1kg以下の力)
ズレの法則性に従って施術を行う(人間の骨のズレ方には法則性があります)
機械を一切使わない(ベッドが無くても出来ます)
協会に医師が所属している(医者も注目している整体になります)
機械を使わない上に優しい力で本当に効果があるの?と疑問を持たれる方がいると思います。
骨のズレの矯正は機械を使わないからこそ正確に行えて、優しい力だからこそ矯正した骨が維持されやすいのです。
一流の料理人はその日の気温や湿度によって調理法を変えると聞いたことがあります。
モルフォセラピーが機械を使わない理由も同じような理由です。
その日のその人の状態をしっかりと把握して自分の手を操作して施術の力や方向を微調整するためです。
また強い力でやらない理由は患者さんの力を抜くためにあります。
力強く施術を行うとどうしても患者さん自身に力が入ってしまい、例え矯正出来たとしてもすぐまた元に戻ってしまいます。
これを防ぐためにモルフォセラピーでは優しい力で矯正して行くのです。
モルフォセラピーについて少しずつ理解出来てきたと思います。
続いてはモルフォセラピーで重要な「アシンメトリ現象」について解説していきます。
アシンメトリ現象とは、人体の左半身に突然現れる規則性(左一側性)を持った「ズレ」によって発生する、体の左側に現れる形態と感覚の異常のことです。
腰痛からがんまで、さまざまな疾患の原因となっています。
具体的な形態や感覚の変化は背骨の横の筋肉が左だけ固まり盛り上がったり、左の肩甲骨が右より上方に上がっていたり、左のウエストがずん胴になってくびれがなくなったり、肩を揉まれても左だけ痛みの感覚がにぶいなどの変化です。
現在確認されているアシンメトリ現象は体全体で50個にも及んでいます。
モルフォセラピー協会で紹介されている公式のアシンメトリ現象を紹介するので、ご自身に見られるものがあるのか確認してみてください。
からだの前面に見られる形態の特徴
【顔部】
・目
1)左のまぶたが下がる。
2)左目が小さくなる。(睡眠不足だと特にひどくなる)
3)左の黒目(虹彩)が上方に偏って、左目だけ三白眼になる。
・鼻
4)鼻筋が左に曲がる。
5)左の鼻の孔が右に比べて円くなる。
・人中(鼻の下の溝)
6)人中が左に曲がる。(左に引っ張られたような形になる)
・ほうれい線(口の両脇のシワ)
7)左のほうれい線が深くなる。特に鼻の左脇のくぼみが深い。
・口
8)左の口角が上がる。笑うと引きつったように口が左に曲がる。
9)左だけ八重歯が生える。両方生えているなら、左が右よりも上(頭頂側)から生える。
・顔全体
10)顔の左側の血色が悪く、しわっぽくて右半分よりも老けて見える。
11)顔の左半分が左の耳に向かって引っ張られたような形になる。
顔部における「アシンメトリ現象」の特徴は、顔面神経麻痺や脳疾患などの特徴と混同されやすい。それらの疾患が原因であれば、こういった特徴は左だけでなく右にも左にも出る。
【頸部】
・胸鎖乳突筋(首の前面にある左右一対の太い筋)
12)左側の胸鎖乳突筋がこわばる。
【体幹】
・鎖骨
13)左の鎖骨が頭頂側に上がる。
14)左の鎖骨のくぼみがなくなる。
・肩
15)左肩が上がる。
16)左肩が前方に巻き込むような形になる。
17)仰向けに寝ると左の肩が床に着かないで浮いた状態になる。
・乳房
18)左の乳房が垂れない。仰向けになっても左だけ脇に垂れない。
19)授乳中でも左の乳房の静脈が見えない。
・腹
20)下腹部がポーンと張っている。(痩せていても下腹が出ている)
・腰
21)骨盤の左側が上がる。(右に比べて上体方向にある)
【下肢】
・膝
22)椅子に座ると左の膝が後方になって、左右の膝頭が揃わなくなる。
・脚
23)仰向けに寝ると両足先が揃わず、左脚が短いように見える。
からだの背面に見られる形態の特徴
【頭部】
24)ぼんのくぼ(後頭骨下のくぼみ)が右に傾斜する。
25)ぼんのくぼ周辺に赤アザのような不定形のシミが不定期に出る。
【体幹部】
・肩甲骨(背中にある左右一対の三角形の骨・いわゆる天使の羽)
26)左の肩甲骨の位置が高い。(右よりも頭側に上がる)
・腰
27)左腰の起立筋部分が盛り上がって固いしこり状になっている。(必ず体位は「うつ伏せ」でチェック)
28)左のウエストラインにくびれがなくてずんどうになる。
・尻
29)左の尻が右に比べて垂れている。
感覚などの特徴
・肩
30)左の肩が右より強くこっている。
31)マッサージなどで肩をもまれても、左側だけ痛みの感覚がにぶい。(この感覚のにぶさは肩だけでなく左半身全てに共通しているが、中枢神経由来と末梢神経由来とに分けられる)
・耳
32)耳掃除をすると左だけ痛みの感覚がにぶい。
33)左の耳の孔は汚れ方が少ない。
34)左の耳の孔が浅く感じる。
35)水のなかに浸かっているような感覚(耳閉)が左耳から始まる。
・鼻
36)左の鼻はにおいを感じにくい。
37)左の鼻からだけ鼻水が垂れる。
38)左の鼻から鼻水が垂れているのに気づかない。
・頭
39)かき氷を食べたり牛乳を一気飲みしたとき、左のこめかみにはキーンとした痛みが来ない。
・乳房
40)授乳時に赤ちゃんが左の乳房から乳を飲みたがらない。
・腹
41)お腹がカチカチに固い。(腹筋が発達しているわけではない)
・腕
42)左手の脈が弱い。
43)右の手のひらが汗ばんでいるときでも左手は汗をかかない。
44)手の表面がパーンと張っていて、握ると固い。
・全体
45)リラックスしようとしても、体から緊張が取れない。
46)寝ても疲れが取れない。むしろ朝起きたときのほうが疲れている。
47)暑くても汗が出ない。すぐにのぼせやすいので長湯ができない。
48)熱いものや辛いものを食べても汗が出ない。
49)夏でも手足が冷たくて霜焼けまでできる。
50)風邪を引いても高熱が出ない。
以上。何か気になるところがあれば、とにかくよく眠ること。(文:花山 水清)