こんにちは。整体院札希-さつき-宝塚店の院長です。
今回は、「整形外科ってどう選んだらいいの?」というお悩みにお応えする内容をお届けします。
最近、患者さまからこんな声をよく耳にします。
「足がしびれるから整形外科に行ったけど、レントゲンとMRIを撮って薬を出されただけ。」
「痛み止めを飲み続けてるけど、改善しないまま手術の話が出てきて不安…」
こうしたケース、実はとても多いのです。
でも、薬だけで本当にいいのでしょうか?
そして、「画像に映っているもの=痛みの原因」と言えるのでしょうか?
■ 画像診断はあくまで「一つの情報」
レントゲンやMRIで「脊柱管狭窄症」「椎間板ヘルニア」「変形性関節症」などの所見があったとしても、
その画像の異常が、実際の症状と一致しているとは限りません。
たとえば──
・画像ではヘルニアがあるけど、痛みの出ている側と逆にある
・神経の圧迫は軽度なのに、強いしびれや筋力低下がある
・異常なしと言われたが、実際は生活に支障が出るほどつらい
こんなことも、実際の臨床ではよくあります。
■ 本当に信頼できる整形外科医は「触ってくれる」
画像だけで判断せずに、徒手検査(整形外科的テスト)を行い、体の反応を確認するお医者さんは信頼できます。
例えば──
✅ 仰向け・うつ伏せで足を持ち上げるテスト(SLR)
✅ 神経の引っ張り具合をみるテスト(ファーレン、ケンプなど)
✅ 筋力や反射のチェック
こうした検査を通して、「画像所見と症状が本当に一致しているか」を見極めてくれる先生こそ、良い整形外科医です。
■ こんな整形外科は要チェック!
以下のような対応をしてくれる病院や医師は、納得のいく治療が受けやすいです。
• しっかり話を聞いてくれる
• 触診・徒手検査をしてくれる
• 画像だけで診断を決めつけない
• すぐ手術にせず、リハビリや保存療法も提案する
• 自費治療や代替医療にも理解がある
(紹介してくれることも)
逆に、
⚠️ 初診5分で「じゃあ薬出しときますね」
⚠️ 患部に全く触れない
⚠️ 質問しても曖昧な返事しか返ってこない
このような対応が続く場合は、セカンドオピニオンを検討しても良いでしょう。
■ 整形外科と整体の良い関係を
私自身、整体師としてお身体を拝見する中で、
「これは病院で一度診てもらった方がいいな」と思うこともあれば、
「これは筋肉や姿勢の問題だな」と判断できることもあります。
理想は、整形外科と連携を取りながら、手術に頼らない生活の質を高める方法を一緒に探すことです。
■ 最後に:ご自身の身体を信じてください
もし、今お薬だけで改善が見られず不安に感じている方がいたら、
「自分の身体の声を無視しないこと」が何よりも大切です。
画像や数値だけで判断されず、あなた自身の症状と向き合ってくれる医師や治療者に出会えることを願っています。
ご相談や質問があれば、いつでも気軽にお声かけくださいね。
地域の皆さんが元気に歩ける毎日をサポートできるよう、これからも情報発信を続けてまいります。

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