目の疲れが頭痛につながる仕組み。東洋医学では「肝」と深い関係が
「パソコン仕事のあとに頭痛が出る」
「スマホを見る時間が長いとこめかみがズキズキする」
そんな“目の疲れ由来の頭痛”で悩む女性はとても多いです。
実は、東洋医学では
「目の働き=肝の働き」
と考えられており、目の疲れと頭痛は切っても切れない関係にあります。
● なぜ目が疲れると頭痛が起きるのか?【自律神経の観点】
長時間のPC・スマホは
✔ 交感神経が働きっぱなし
✔ 首肩の筋肉が緊張し続ける
✔ 目のピント調整筋がフル稼働
この状態が続くと、脳への血流が低下し、
脳が“酸欠状態” → 頭痛が発生 という流れが起きます。
特に40代以降は自律神経が乱れやすくなるため、
仕事終わりに「ズーンと重い頭痛」が出やすくなります。
● 東洋医学では“肝”がポイント
東洋医学の「肝」は、
現代の肝臓とは少し違い、「気・血の巡りを調整する役割」を持ちます。
そして “肝は目に開竅する(肝の状態は目にあらわれる)” という考えがあります。
つまり——
肝の働きが弱る → 目が疲れやすくなる → 頭痛につながる
という流れです。
ストレスが強い女性ほど肝が弱りやすく、
「目がショボショボする」「こめかみが痛い」などの症状を引き起こします。
● 肝の働きを整えると頭痛は軽くなる?
肝が整うと
◎ 目の乾き・疲れが軽くなる
◎ 血の巡りが良くなる
◎ 首肩の緊張がゆるむ
→ 結果として 頭痛の頻度・強さが減る ことが多いです。
東洋医学では、
頭痛だけを見るのではなく、
「肝・自律神経・目の疲れ」のつながりを同時に整えることで、
根本改善を目指します。
● 頭痛を繰り返す人がやるべきセルフケア
簡単にできるものだけ紹介します。
① 深呼吸で肝をサポート
浅い呼吸は交感神経を緊張させ、肝の働きも低下します。
3秒吸って、7秒吐く呼吸を数回。
② 目の温め
ホットタオルで1分。目の周囲の血流が改善し、頭痛の予防に。
③ こめかみ~側頭部の軽いマッサージ
強く押しすぎず、円を描くように優しく。
● それでも改善しない頭痛は…?
「肩こりのせいだと思っていたら、実は自律神経と肝の疲れだった」
という方はとても多いです。
当院では
・肝の働きを整えるツボ
・自律神経の調整
・首肩の深層筋の緊張リセット
を組み合わせ、目の疲れからくる頭痛を総合的に改善していきます。
目の疲れと頭痛がセットで出る方は、
早めのケアがおすすめです。
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