「坐骨神経痛の原因が“腰”じゃなかった話 〜教習所で悪化した足の負担〜」(2025年12月18日 13時11分) KAKERU鍼灸整体院

高槻で自律神経や慢性的な頭痛・腰痛を専門に、東洋医学と整体を組み合わせた施術を行っているKAKERU鍼灸整体院のKAKERUです。

「坐骨神経痛の原因が“腰”じゃなかった話 〜教習所で悪化した足の負担〜」

「坐骨神経痛=腰が原因」

そう思われている方は、とても多いです。

先日来られた女性の患者さんも、まさにそうでした。

自動車教習所に通い始めてから、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みとしびれが出るようになり、「腰を痛めたのかも」と不安になって来院されました。

詳しくお話を聞くと、

・教習中は常に緊張している

・ブレーキとアクセルを何度も踏み替える

・無意識に右足に力が入りっぱなし

という状態が、毎日のように続いていました。

検査をしてみると、腰そのものに強い問題は見当たりません。

むしろ目立っていたのは、足首・ふくらはぎ・太ももの緊張と動きの悪さでした。

坐骨神経は、腰から出てお尻、太もも、足先まで一本でつながっています。

そのため、途中のどこかで神経の通り道が圧迫されたり、引っ張られたりすると、「腰が原因のような痛み」として感じてしまうことがあります。

この方の場合、

ペダル操作の繰り返しによって

・足首が固まる

・ふくらはぎが張り続ける

・太ももの筋肉が休めなくなる

という状態が起き、結果として坐骨神経に負担がかかっていました。

施術では、腰はほとんど触らず、

足首の動き、ふくらはぎの緊張、太もものバランスを中心に調整しました。

施術後、立ち上がった瞬間に

「さっきより足が軽い」

と表情が変わり、歩行時のしびれも大きく軽減しました。

「坐骨神経痛=腰を揉む」

これだけで改善しないケースは、実は少なくありません。

長時間の運転、教習所、立ち仕事、歩きすぎなど、

足を“使いすぎている人”ほど、神経の症状が足から出ることがあります。

もし

・腰の治療をしても変わらない

・動くと足に痛みやしびれが出る

・特定の動作を繰り返してから症状が出た

こういった心当たりがあれば、

原因は「腰」ではなく「足の使い方」にあるかもしれません。

体は、無理をしている場所から正直にサインを出します。

そのサインを見逃さず、本当に負担がかかっている場所を整えることが、改善への近道になります。

高槻市の腰痛・頭痛/慢性的な辛さ/自律神経調整が得意な鍼灸整体院

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