マッサージしても戻る手の痺れの原因は・・・(2025年12月19日 10時59分) KAKERU鍼灸整体院

高槻で自律神経や慢性的な頭痛・腰痛を専門に、東洋医学と整体を組み合わせた施術を行っているKAKERU鍼灸整体院のKAKERUです。

首から腕、手にかけて

しびれや重だるさを感じることはありませんか。

「首こりのせいかな」

「疲れてるだけかも」

そう思って様子を見ている方も多い症状ですが、実は斜角筋症候群と呼ばれる状態が関係していることがあります。

斜角筋症候群と聞くと、難しそうに感じますが、仕組みはとてもシンプルです。

首の横には、呼吸を助けたり、首を支えたりする筋肉があります。この筋肉の間を、腕や手につながる神経や血管が通っています。

ところが、首や肩に力が入り続ける生活が続くと、この筋肉が固くなり、神経の通り道を圧迫してしまうことがあります。

その結果、

・手や指のしびれ

・腕のだるさ

・首から肩にかけての違和感

・力が入りにくい感じ

といった症状が出ることがあります。

特に多いのが、

長時間のデスクワーク

スマホを見る時間が長い

緊張しやすく、無意識に肩に力が入る

といった生活をしている方です。

この状態でよくあるのが、

「首をマッサージしてもすぐ戻る」

「湿布や痛み止めでは変わらない」

というケースです。

それもそのはずで、問題は首の筋肉そのものというより、首・肩・腕をずっと緊張させている体の使い方にあることが多いからです。

改善のポイントは、「強くほぐすこと」ではありません。

まず大切なのは、

・肩をすくめた姿勢を減らす

・呼吸を浅くしない

・首や肩に力が入っていることに気づく

この3つです。

特に、息を止めたまま作業している方は要注意です。呼吸が浅くなると、首まわりの筋肉は余計に緊張しやすくなります。

次に、首だけでなく、

肩甲骨や腕の動きを取り戻すことも重要です。

腕がスムーズに動くようになると、首への負担は自然と減っていきます。

斜角筋症候群は、早めに体の使い方を見直すことで、悪化を防ぎやすい状態でもあります。

「年齢のせい」

「体質だから仕方ない」

と決めつけず、体が出しているサインに目を向けてみてください。

手のしびれや首の違和感は、体からの「少し休ませて」というメッセージかもしれません。

無理を続ける前に、一度体のバランスを整えることが、楽に過ごすための近道になります。

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