腰痛にドローインがオススメな理由(2025年12月22日 21時43分) KAKERU鍼灸整体院

高槻で自律神経や慢性的な頭痛・腰痛を専門に、東洋医学と整体を組み合わせた施術を行っているKAKERU鍼灸整体院のKAKERUです。

腰痛にドローインがオススメな理由

腰痛に悩んでいる方の多くが、「腰の筋肉が弱いから」「年齢のせいだから」と思い込んでいます。

しかし実際の臨床では、レントゲンやMRIで大きな異常が見つからない腰痛も非常に多く、その原因は腰そのものではなく、体を支える“内側の筋肉”がうまく使えていないことにあります。

そこで腰痛対策として注目されているのがドローインです。

ドローインとは何か?

ドローインとは、息をゆっくり吐きながらお腹をへこませ、腹圧を高める呼吸エクササイズのこと。

このとき主に働くのが腹横筋(ふくおうきん)というインナーマッスルです。

腹横筋は、お腹をぐるっと囲む天然のコルセットのような筋肉で、背骨や骨盤を内側から安定させる役割があります。

ところがデスクワークや運動不足、長年の姿勢のクセによって、この筋肉が使われにくくなっている方が非常に多いのです。

腰痛の人ほど腹横筋が働いていない

腰痛がある方をみると、

・立っているだけで腰が反る

・座るとすぐ背中が丸くなる

・動き出しに腰が引っかかる

といった特徴がよく見られます。

これは腰を支えるはずの腹横筋がうまく働かず、腰や背中の表面の筋肉だけで体を支えようとしている状態です。

その結果、筋肉が常に緊張し、痛みや重だるさにつながってしまいます。

ドローインが腰痛に効果的な理由

ドローインを行うことで、腹横筋が目覚め、腹圧が自然に高まります。

腹圧が高まると、背骨や骨盤が安定し、腰への負担が分散されます。

これにより

・腰のグラつきが減る

・動作時の不安感が少なくなる

・反り腰や猫背が改善しやすくなる

といった変化が起こります。

特に重要なのは、ドローインは「腰を直接動かさずに腰を守れる」こと。

痛みが強い時期でも行いやすく、無理な負荷をかけずに体の土台を整えることができます。

「鍛える」より「使える体」にする

ドローインは腹筋運動のように「頑張って鍛える」ものではありません。

本来あるべき筋肉の働きを思い出させる運動です。

そのため、

・筋トレが苦手な方

・運動習慣がない方

・慢性的な腰痛がある方

にも取り入れやすいのが特徴です。

自己流ドローインの落とし穴

一方で、自己流で行うと

・お腹がへこまず胸だけが動く

・お尻や太ももに力が入る

・呼吸が止まってしまう

といったケースも少なくありません。

正しくできていない状態では、腹横筋が働かず、腰痛改善につながらないこともあります。

腰痛改善に必要なのは「使い続けること」

腰痛を根本から改善するためには、ドローインができるだけでなく、

立つ・座る・歩くといった日常動作の中で腹圧を保てているかが重要です。

当院では、ドローインの指導だけでなく、姿勢や体の使い方まで含めてサポートし、腰に負担をかけない体づくりを目指しています。

「何をしても腰痛が良くならない」と感じている方こそ、体の内側から見直してみてください。

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