皆さんこんにちは!寺尾いのラボ整体院の渡邉です(^^)今回も前回に引き続き「疲労」についてのお話です。前回では世の中の方々は本当に日々疲れと戦いながら生活していることが分かったと思います。
お疲れ様です。という挨拶も何気なく使っていますが、相手を労う素敵な言葉ですよね。今回は「疲労」にも色々な種類がある。というお話になります。
それではいきましょう!
疲労は「精神的疲労」「身体的疲労」「脳疲労」の3つに分類されます。
また、疲労の継続時間による分類として「急性疲労」「亜急性疲労」「慢性疲労」の3種類が存在します。通常の疲労であれば、休養をとる等の方法で解消されるものですが、継続時間の長い慢性疲労の場合は疲労が蓄積された状態であり、容易に解消されません。その症状には主に、強い疲労感、筋肉痛、頭痛、咽頭痛、睡眠障害、精神障害、脳機能障害があるとされています。
「疲労」と「疲労感」の違い
注意しておきたいのが「疲労」と「疲労感」です。この2つの単語は同義語として使われがちですが、実は疲労と疲労感とはまったく異なるものなのです。「疲労」が肉体的に受けるものであるのに対し、「疲労感」は意欲や達成感に大きく影響されることがわかっています。
疲労は「疲労」と「疲労感」とに区別して用いられることがあり、「疲労」は心身への過負荷により生じた活動能力の低下を言い、「疲労感」は疲労が存在することを自覚する感覚で、多くの場合不快感と活動意欲の低下が認められる。様々な疾病の際にみられる全身倦怠感、だるさ、脱力感は「疲労感」とほぼ同義に用いられている。(日本疲労学会:平成 22 年発表)
例えば、同じ道のりを“観光として風景を楽しみながら歩く場合”と“仕事場に向かって歩く場合”、距離が同じであるにもかかわらず、疲労感がまったく異なるのではないでしょうか。
また、つまらない単純作業はすぐに飽きて疲れてしまいますが、やりがいのある仕事や楽しい作業(例えば趣味のテレビゲームなど)は疲労感が少なく感じられます。
これは、前頭葉が発達した人間だからこそ受ける影響です。実は身体は疲労しているにも関わらず、ドーパミンやβ-エンドルフィンといった興奮物質が生み出す達成感によって、疲労感を抑えているのです。つまり、疲労には脳が大きく関与しているということになります。
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