皆さんこんにちは!寺尾いのラボ整体院の渡邉です(^^♪今回からは身体を守る「炎症」と「免疫」の関係と題しまして、皆さんの身体の中では日々どのようにして自分の身を守っているか説明していきたいと思います!
それではいきましょう!
身体が痛みを感じる要因の一つとして、患部の「炎症」が挙げられます。「炎症」という言葉はよく知られており、赤く腫れたり熱を持ったりする症状であることは多くの人が理解しているでしょう。しかし、誰もが聞いたことのある言葉でも、「炎症」を起こす生体防御反応の仕組みを正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。 患者の健康を守る職業に従事している者として、広義で「炎症」というものを考えてみましょう。
炎症とは
炎症とは、身体を守るための防御反応です。細胞を攻撃する細菌やウイルス、死んでしまった細胞を排除しようと免疫細胞が働いた結果、赤くなったり熱感を持ったり、腫れて痛みが発生したりします。これが「炎症」いう反応です。
炎症の中でも、比較的早期に治まる炎症を「急性炎症」と呼び、なかなか症状が治まらない炎症を「慢性炎症」と呼びます。
2つの免疫反応
免疫反応の中には、すぐに働く「自然免疫反応」と、少し時間をおいてから働く「獲得免疫反応」があります。
自然免疫反応は、生まれつき身体に存在しており、身体に異常が発生すると直ちに動き出す第一防衛システムです。免疫細胞(マクロファージや好中球、NK細胞など)が速やかに動き始めるため、炎症は早期に終息しやすいです。
獲得免疫反応は、後天的に獲得する免疫反応です。自然免疫で異物が撃退できない場合に動きだす第二防衛システムで、主にリンパ球(T細胞やB細胞など)が活躍します。
異物の成分解析を行うことで、強力な「抗体」を作り出すことができ、異物の情報を記憶することで、再び同じ異物が侵入してきた際は、効果的に異物を排除できます。異物分析には時間がかかるため、炎症が長引く場合があります。
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