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寺尾いのラボ整体院のブログ

身体を守る「炎症」と「免疫」の関係~その②~

皆さんこんにちは!寺尾いのラボ整体院の渡邉です(^^♪今回は前回に引き続き「炎症」について詳しく説明していきたいと思います!
それではいきましょう!
炎症反応を起こす物質「炎症メディエーター」
細胞が損傷すると、損傷した組織および炎症部位に浸潤した白血球やマクロファージなどから「炎症メディエーター」と呼ばれる物質が放出されます。炎症メディエーターとは、炎症反応を起こす(または維持する)物質の総称です。

〈炎症メディエーター〉
発痛物質(ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミンなど)
プロスタノイド(プロスタグランジンなど)
炎症性サイトカイン(インターロイキン、TNFなど)

放出されたヒスタミンなどにより、周囲の血管の拡張が起こり血流増加。それによって、発赤や熱感が生じます。同時に毛細血管の透過性が亢進し、血液中から血漿が漏れ出し皮膚が腫脹(浮腫)します。また、ブラジキニンなどにより痛覚受容体も刺激されるため、疼痛も起きます。異物を撃退するための酵素や活性酸素も放出され、免疫反応の連鎖が次々に進み、最終的に異物を排除し、しばらくして症状は治まります。
炎症を引き起こすセンサー「Danger Signal」
自然免疫反応が起こる引き金として、人体に存在しない細菌やウイルスの成分を感知するセンサーが存在しています。細菌やウイルスが身体に侵入すると、そのセンサーが異物成分による刺激(Danger Signal)を感知しすることで、防御反応が始まるのです。

これまでは、細菌やウイルスなどの成分(いわゆる「感染」)のみDanger Signalとして感知できると考えられてきましたが、最近では、身体の中にある成分もDanger Signalとして感知し、炎症反応を引き起こすことが分かってきました(感染性の炎症と区別して、「自然炎症」と呼ぶことがあります)。

怪我やストレスなどで、損傷または壊死した細胞(膜)から漏れ出た成分がDanger Signalとなり、周りの細胞に認識されて免疫反応を起こします。このDanger Signalを感知するセンサーは、すべての細胞に備わっています。身体のどこであっても、このセンサーが動き出し、さまざま炎症性物質が細胞内で作られ、炎症が始まります。

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