当サロンではアナトミートレインの考えを元に施術します
アナトミートレインとは筋膜の走行のラインを電車の線路に見立てて
つながりをわかりやすく説明してくれたものです
からだのつながりを理解すると、痛みの理由が見えてきます
「肩が痛いのに、実は原因が足にあった……」
整体をしていると、こうした場面にたくさん出会います
その理由をわかりやすく教えてくれるのが、トーマス・メイヤーズ氏が提唱したアナトミートレイン(筋膜の走行ライン)という考え方です
まず。。
◎筋膜とはなに?
筋膜とは、筋肉を一枚の薄いシートのように包み込み、全身を立体的に連結している組織のこと。
簡単にいえば、全身を1枚のボディースーツで包んでいるイメージです。
このスーツにシワがよったり、どこかが引っ張られると、遠く離れた場所にも影響が出てしまいます
◎アナトミートレインは“筋膜の線路”
アナトミートレインは、このボディースーツの中にある 「張力が伝わりやすいルート」 を地図のようにまとめたもの。
身体には12のライン(スーパーフィシャル・バックライン、フロントライン、ラテラルライン…など)があり、
それぞれが頭の先から足先までつながっています
例えば
後ろ側のライン(SBL)
かかとの裏 → ふくらはぎ → ハムストリング → 背中 → 首の後ろ → 頭
後ろの筋肉は全部“同じ道路”でつながっているイメージです
前屈がしづらい、腰が痛い等の不具合があります
からだの横のライン(LL)
外くるぶし → 脚の外側 → 体側 → 肋骨 → 首
姿勢のクセが出やすいラインで、がに股や股関節痛にも関係します
このように、筋膜のラインでからだを見ると、局所ではなく「つながり」で原因が見えてくるのです
◎つながりを理解すると何が変わるのか
たとえば、腰が痛いお客様がいたとして、腰だけを一生懸命ほぐしても良くならないことがあります
実際には、
ふくらはぎがカチカチ
太ももの裏の張りが強い
お尻の筋膜が固まっている
こんな後ろのライン全体の緊張が原因で、結果として腰に負担が出ていることもよくあります
つまり、問題が起きている場所=原因の場所とは限らないのです
アナトミートレインを知ると、
「この痛みはどのラインの引っ張りから来ているか?」
という視点でチェックできるため、より根本的なケアができるようになります
アナトミートレインは、身体を「パーツ」ではなく「一本のつながったシステム」として見る考え方です
痛みや不調の本当の原因を見つけやすくなり、ケアの効果もぐっと高まります
あなたの身体にも、あなただけの原因、経緯があります
お越しいただいたら、まずはカウンセリングで一緒に読み解きながら、
動きづらさを確認して、検査しながら本来の自然な動きへ戻していくお手伝いをしています
続く不調や痛みがあるのなら、なるべく軽い異変の時に戻していくのが
ずっと調子よく過ごしていく近道です