生理痛ってなんで起こるの?
生理のとき、子宮は「不要になった子宮内膜を押し出そう」として収縮します。このときに出るプロスタグランジンという物質が、痛みを感じさせる原因になります。だから、お腹や腰が痛くなったり、頭痛がすることもあるんです。
どうすれば楽になる?
体を温める
冷えると痛みが強くなることがあるので、カイロをお腹に貼ったり、温かい飲み物を飲んでみましょう!
食べ物に気をつける
ジャンクフードやカフェインは血流を悪くすることがあるので、控えめに。代わりに鉄分を含む食べ物(ほうれん草、レバー、赤身の肉など)を食べると、貧血も防げて体調が良くなります。
ストレスを減らす
テストや部活・仕事で忙しいと、知らないうちにストレスが溜まって、それが生理痛を悪化させることも。深呼吸したり、好きなことをしてリラックスする時間を作ってみてください。
薬を上手に使う
どうしても痛いときは、鎮痛剤を使うのもアリ!「飲んじゃダメかな…」と我慢しすぎると、逆に痛みがひどくなることもあるので、つらいときはちゃんと頼りましょう。
婦人科で相談する
「毎回すごく痛くて、学校に行けない…」という場合は、婦人科で相談してみるのもおすすめ。低用量ピルを使うことで、生理痛が軽くなる人もいます。
痛みとうまく付き合って、学校生活を楽しく過ごしましょう!何か気になることがあれば、教えてくださいね。
生理痛がひどいときに考えられる病気
月経困難症
生理痛が強すぎて、学校生活に影響が出る場合は「月経困難症」の可能性があります。これは、子宮の収縮を促すプロスタグランジンという物質が過剰に分泌されることで痛みが強くなる状態です。
子宮内膜症
本来、子宮の中にあるはずの子宮内膜が、子宮の外で増えてしまう病気です。これが原因で生理痛がどんどんひどくなったり、生理以外のときにも痛みを感じることがあります。放置すると不妊の原因になることもあるので、注意が必要です。
子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、これがあると生理痛が強くなったり、生理の出血量が増えることがあります。
月経前症候群(PMS)
生理の前にイライラしたり、頭痛や腹痛がひどくなることがあります。これはホルモンバランスの変化によるもので、食生活やストレス管理で改善できることもあります。