本日はストレスによる影響をお伝えします。
昔々のヒトは狩猟により食物を確保しており、猛獣と戦っていました。その時に交感神経優位となり、
心拍上昇・血糖上昇・発汗・副腎肥大・胸腺委縮・免疫低下・筋硬直など様々な反応が現れます。
現代では様々なストレスが存在します。
物理的な要因は、温度・湿度・気圧・光・音・紫外線・電磁波・重力など
生物的な要因は、細菌・ウイルス・カビ・花粉・疲労・睡眠不足・栄養不足など
科学的な要因は、有害物質・遺伝子組み換え食品・化学調味料・アルコール・タバコ・殺虫剤・芳香剤・消臭剤など
心理的な要因は、不安・イラ立ち・怒り・悲しみ・喜びなど
社会的な要因は、人間関係・仕事関係・学校関係・家庭関係・経済状態やライフサイクル(周産期・子供時代・思春期・成人期・老年期)など
このようなストレスを感じることで大脳から視床下部・下垂体、交感神経を経由して副腎からコルチゾールやアドレナリン・ノルアドレナリンなどが分泌されます。
このように様々なストレスが存在します。
ストレスの影響で副腎や胸腺・視床下部や下垂体が働き続けなければいけない状況になっている可能性があります。
ストレスが原因で、
心理面では怒りっぽくなる、気力が出ない、不安感がみられたり、無口になったりします。
行動面では遅刻やミスが増えたり、ギャンブル・飲酒・喫煙が増えたり、過食や引きこもりなどの行動がみられてきます。
身体的反応は、肩こり腰痛・疲労や、食欲不振、消化不良などの胃腸障害、不眠、めまい・頭痛、動悸・息切れ、発汗など様々な反応がみられるようになり、さらにはこれらの反応もストレスとなってしまって悪循環となってしまいます。
ストレスが溜まってきてしまうと食が変化してしまう可能性が高く、健康とは程遠い食生活になりがちになてしまいます。忙しく余裕がない状況で、手軽に食べられるジャンクフードや甘いものを欲してしまい、さらにストレスになって栄養素が補われずに様々な不調が発生してしまいます。
消化機能の低下や腸内環境の悪化により、必要な栄養素を補えなくなってしまい、さらなる悪循環となる可能性があります。
ストレスを完全に除去することは難しいですが、少しでも避けるように意識しましょう。
次回は、ストレス時に活躍してくれるビタミンやミネラルや副腎のことをお伝えします。
おすすめコース
おすすめコース
おすすめコース