最近は油(脂質)のお話をさせて頂いてます。
まずは脂質は大きく3つに分類されます。単純脂質と複合脂質と誘導脂質です。誘導脂質は単純脂質と複合脂質が加水分解(消化)されてできます。
単純脂質のトリアシルグリセロール(中性脂肪)は食べ物に多く含まれています。食べ物に含まれる脂質の90%以上が中性脂肪で、あとの10%はコレステロールやリン脂質で構成されます。
トリアシルグリセロール(中性脂肪)は自然界に最も多く存在する脂質です。脂質は1g 9kcalで、糖質・タンパク質は1g 4kcalです。エネルギー源として効率が良い一方、過剰になり余ると中性脂肪として蓄えられます。
脂質の中で特に重要なのは誘導脂質です。誘導脂質は脂溶性ビタミン、脂肪酸、コレステロールです。
脂溶性ビタミンはA・D・E・Kがあり、水溶性ビタミンは過剰なものは尿として排泄されますが、脂溶性ビタミンは体内に蓄積するため、過剰症の危険性があります。
脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、不飽和脂肪酸はトランス脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、一家不飽和脂肪酸があります。
不飽和脂肪酸のところによく聞くトランス脂肪酸やらオメガ3やオメガ6などが出てきましたね。
オメガ6のリノール酸とアラキドン酸、オメガ3のαリノレン酸というのが体内で作ることができなません。この3つを必須脂肪酸と言います。トランス脂肪酸や必須脂肪酸の詳細はまた今後書いていきますね。
コレステロールは善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあり、悪玉コレステロールはコレステロールを運搬して、善玉コレステロールはコレステロールを回収する役割をします。
もし、悪玉コレステロールが増加してしまうと、善玉コレステロールがコレステロールを回収しきれずに血管などに沈着して動脈硬化になってしまいます。
また、コレステロールはステロイドホルモン・ビタミンD・胆汁酸・細胞壁の原料になるため非常に重要です。
今回は脂質の分類をお伝えしましたが、油(脂質)で注意しないといけないのは酸化です。酸化しやすい油や酸化しにくい油などいろいろありますし、海外で禁止されている国もあるトランス脂肪酸など今後も脂質のことをお伝えしていきたいと思います。
本日もブログをご覧頂きありがとうございました。
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