最近は油(脂質)シリーズをお伝えしております。今回はよく耳にするトランス脂肪酸をお伝えしたいと思います。
トランス脂肪酸は常温では液体である植物油に保存がしやすいように水素を添加することで固体へと変化させた油のことです。固体と液体の中間位にコントロールすることもできる自然界には存在しない油です。
マーガリン・ショートニング・植物油脂・ファットスプレッドと記載があるのがトランス脂肪酸です。デンマーク・オランダではマーガリンの販売が禁止、ドイツではトランス脂肪酸を含むマーガリンの製造が禁止されています。アメリカやカナダなどもトランス脂肪酸の使用を禁止しています。
サクサクした食感の物に使われたりします。
トランス脂肪酸の影響で、
血漿コレステロール濃度の上昇
HDL(善玉)コレステロール濃度の低下
動脈硬化リスクの上昇
脳梗塞リスクの上昇
心筋梗塞リスクの上昇
認知機能低下リスクの上昇
の危険性があります。
欧米諸国で禁止されているトランス脂肪酸、完全に排除するのはお子さんのお菓子や職場の付き合いでお菓子が配られたり、手土産をもらったりなど完全に排除するのは難しいかもしれませんが、なるべく摂取をしないように気をつけてみてくださいね。
以前、お伝えしたように、人の体は約60兆個の細胞でできてて、油(脂質)はその細胞膜を作るし、脳の水分以外の約60%は脂質でできてるし、目の網膜の脂肪はDHAという脂肪酸が半分くらい。さらにホルモンの原料になったりします。
https://ameblo.jp/kubo0008/entry-12546717714.html
カラダの細胞膜の材料や脳、目やホルモンに影響する油(脂質)。少し注意して炎症を抑制するα-リノレン酸のえごま油やアマニ油、魚油は積極的に摂取するようにして、炎症を促進するアラキドン酸のクルミ・アーモンドや肉類、鶏卵は多量摂取は控えて、リノール酸のキャノーラ油やサラダ油はなるべく控えて、トランス脂肪酸はほぼ排除するように心掛けましょう。
本日もブログをご覧頂きありがとうございました。
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