こんにちは!歯科医師の伊藤です。
前回のブログでは歯ぎしりの3つのタイプとその対策について簡単に説明しました。
今回は歯ぎしりを増悪させる要因について説明します。
夜間の食いしばりや歯ぎしりは無意識下で行われるため自分の意志では止めることはできません。
そのため食いしばりを完全に止めるのではなく、いかに食いしばりの程度を抑えるかがポイントになります。ブログ画像まず食いしばりを増悪させる要因は何かを考えていきましょう。
食いしばりを増悪させる要因とはズバリ、ストレスです。一概にストレスといっても、いろいろなストレスがあると思います。
一つ目は肉体的なストレス。睡眠不足や、食生活の乱れ、仕事が忙しい、過剰な運動、体調不良、女性であれば生理も挙げられます。
二つ目は精神的なストレス。人間関係や、仕事場でのイライラ、単純に気分が優れない状態が続くと滅入ってしまいますよね。
三つ目は環境的なストレス。天候や、気圧変化。または生活環境の変化、引っ越しや、職場の変化なども挙げられます。
ストレスを溜め込みたい人はいないと思いますが、ストレスを溜め込まない様に日々の生活を過ごすことは非常に大切です。
また単純にストレスが余計な筋緊張や食いしばりに関与している。ということを知ることだけでも非常に有益です。ブログ画像
例えば、睡眠不足かつ仕事が忙しくイライラしている状態で朝を迎えたとします。
身体も怠くて気分も優れないのに、食いしばりで顎周りが疲れていたり、頭が痛い、首肩がダル重いなどの症状が重複したら、きっともっと気分が落ちて、さらに身体も怠くなり、どんどん負の連鎖に陥ることでしょう。
しかし、ストレスが筋緊張や食いしばりに関与していると知っていたとします。
先と同様に疲れていて起床時に顎周りが怠くても、心身が疲れているから筋緊張が強くなっているんだな。と冷静に判断することが出来ます。メンタルが極度に落ちることはなくなります。ストレスが余計な筋緊張や食いしばりに関与していること、を知っているだけで、その知識はきっとご自身を助けてくれると思います。このブログを読んだ方はこの情報を頭の片隅でいいので入れておいてあげるとよいと思います!
当院では、顎顔面の施術だけでなく、習癖のコントロール、セルフケアについても指導していますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
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