こんにちは!
ailesシンメトリー矯正院、歯科医師の伊藤です。
今回は夜間に装着するナイトガードについてお話ししていきます。
歯医者さんでナイトガードを作ることを勧められたことがある人も多いのではないでしょうか。
ナイトガードにはいくつか種類があり、中でもある程度の硬さがあるハードタイプとブニブニ柔らかいソフトタイプが多く使われています。
患者様からハードタイプとソフトタイプどちらがよいのか、と質問がありましたのでお答えします。ブログ画像それぞれのタイプには特徴があります。
ハードタイプは、
硬いため、装着感、異物感を覚えることがある。
噛み合わせの調整が難しいが、患者さんの噛み合わせや顎の動きに合わせて制作できる。
ソフトタイプは、
柔らかいため、ハードタイプと比較して装着感、異物感は少ない。
ブニブニしているため、細かい調整はできない。
柔らかいがために、食いしばる力を増悪させる可能性がある。
共通項目は、直接上下の歯の接触を避けることができるため、歯や、セラミックなどの被せ物の咬耗や破折を防ぐことができる。
顎の関節にゆとりを持たせ、関節内の炎症がある場合は治癒させやすくする。などが挙げられます。
それぞれに特徴があるので、どちらかが悪いということはないです。
僕個人的には、ハードを主に使用することが多いです。
調整は大変ですが、患者さんの顎の動きに調和したナイトガードを制作することで、歯、顎、筋肉それぞれに負荷を和らげることができます。
お湯に浸けて制作するタイプの簡易的なソフトタイプナイトガードもよく見かけますが、これはあくまで限局的、一時的な使用をオススメします。
歯の型取りして制作するわけではなく、その場で歯に押し込んで作るだけなので、変形しやすく、フィット感もイマイチです。ブログ画像歯医者に行くのが面倒で、薬局などですぐ手に入るため利用しがちですが、長期的に見るならやはり歯医者さんで制作することを勧めます。
上記の様な、施術とは一見関係のないことも患者さんから多くの質問を頂きます。
顎や身体のことはもちろん、単純な歯科に関する質問や疑問などもありましたらお気軽にご相談くださいっ
これからも患者さんから質問があった内容を載せていきたいと思います♪