こんにちは、ailesシンメトリー矯正院、歯科医師の伊藤です。
当院には小さなお子さんがいるパパ、ママさんも多く通院しています。
今回のブログは、小児歯科シリーズとしてパパ、ママさんが気になる内容をお送りしています。
第一回目は、『舌』について。
こちらは後編、前編は別ブログがあるのでそちらをご覧ください。ブログ画像睡眠にも大きな関係性あり
睡眠時には成長や体を機能させるホルモンが分泌されます。
お子さんの場合、まずは良質な睡眠時間を9~10時間を取れる環境作りが大切です。
舌が下がっていると、睡眠時に舌が喉に落ち込み空気の通り道である気道を塞いでしまいます。
この状態では正しい睡眠が取れないため、成長ホルモンや抗利尿ホルモンの分泌が弱くなり成長障害や夜尿症をひき起こす要因になってしまいます。
また身体や脳が休まらないため日中眠くなる、落ち着きがない、いらいらしてしまうなど、総じて学力の低下や肥満にもつながります。
また、良質な睡眠がとれていないことでADHDと誤った診断を受けることも多くなってきています。
まとめ
普段何気なく存在している『舌』ですが、食事や発音の補助をおこなうだけでなく、身体のさまざまな機能や健康維持にとても大切な器官であること、お解りいただけたでしょうか?
お口の不具合(虫歯や悪い歯並び)をポイント的に治療することもできますが、お子さんの将来を考えると、お口に関係する筋機能を育てることがとても重要だと考えられます。
また今回はお子さんについて話しましたが、発育を除けば、大人でも同じことがいえます。
当院では、顎顔面の施術だけではなく舌習癖のコントロールやセルフケアを指導していますので、気になる方は是非ご連絡ください。