顎関節について(2024年08月15日 09時03分) ailesシンメトリー矯正院

顎関節症の分類について
こんにちは、ailesシンメトリー矯正院の伊藤です。
今回は顎関節症についてお話したいと思います。
そもそも顎関節症と聞いて、皆さんはどう連想されますか?
あごがカクカクなる、あごが開けづらくなるなどが1番思いつくのではないでしょうか。
確かにそれも顎関節症ですが、顎関節症を正しく理解している人は患者さんはもちろん、施術者でも少ないです。

顎関節症とは顎関節学会という学会が提示する診療ガイドラインの中で定義されています。
顎関節症は現在4つに分類されています。
(過去は5種類でした)
1.咀嚼筋痛障害
2.顎関節痛障害
3.顎関節円板障害
4.変形性顎関節症
になります。
1.咀嚼筋障害は、顎を動かすための筋肉の痛みや、動かしづらさを指します。
朝起きた時に、あごがだるいなどはこれに該当します。
2.顎関節痛障害は、関節内の滑膜や、円板組織、靭帯、関節包などの炎症や損傷によって生じます。
3.顎関節円板障害は、顎関節内に存在する繊維性組織です。
これの位置異常や、形態異常が起こると、顎がカクカク鳴ったり、口が開けづらくなったりします。
4.変形性顎関節症は、関節軟骨や骨、滑膜などの吸収や添加による変形を認めます。顎を動かす時にジャリジャリとした長い摩擦音がした場合は、これの可能性があります。
2.3.4.については、骨や軟骨、滑膜など顎関節を構成する要素に問題が生じています。
これらの治療はとても難しく、患部に直接的アプローチするのは侵襲が大きくなるため第一選択にはなりづらいです。
1.については少し特殊で、顎関節ではなくて、顎関節に関わる筋肉の過緊張や機能障害を指します。
顎関節症治療の第一選択は可逆的な処置、理学療法が薦められています。
1.咀嚼筋痛障害に対してケアをする、リハビリテーションが大事だといえます。


本院では顎関節症に対しても、多くの知識や施術方法があります。
興味ある方は是非お気軽にご相談ください。
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