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今回は読んでいて「椎間板ヘルニア」についてわかりやすい資料を見つけたので、何回かに分けて紹介させていただけたらと思います。
資料の内容にさらにわかりやすくするために言葉や内容を補ったり一部改変しています。
【ヘルニアとは?】
まずよく目にする「ヘルニア」とは、「本来あるべき部位から組織が脱出、突出した状態のこと」を表しており、椎間板に生じたヘルニアを「椎間板ヘルニア」と呼びます。
ちなみにヘルニアが腸管に生じると「鼠径ヘルニア(脱腸)」と呼びます。
これらをさらに腰椎ヘルニア、頸椎ヘルニア、外鼠径ヘルニアなどと細かく分類したりします。
【椎間板ヘルニアの発生機序】
本来は背骨や椎間板は図1の左図ような状態にあるのですが、労働で重いものを持つ、日常的に腰などに負担がかかりやすい状態を普段からしているなどの環境要素および力学的要素や、通常よりも椎間板ヘルニアになりやすい身体の構造になってしまっている遺伝的要素などが複雑に絡まって椎間板が圧迫されて中身の髄核が押し出される。そして図1の右図のように押し出された髄核が神経を圧迫して痛みが起こると考えられています。
未解明な部分ももちろんあるのですが、これが椎間板ヘルニアの発生機序として有力な説だと考えられます。
参考)PharmaStyle No.56 May 2025 p.4-5
続きはまた掲載いたします。