おそらくほとんどの方がリンパと聞いて、風邪をひいたら首元がはれたり、むくみが出たりっていうでしょう。
その通り!正解です!
ただ、知っておいてもらいたいのはリンパがどんなものなのか、どんな役割をしていてどんな構造なのか!です。
まずリンパには免疫機構があり、ウィルスなどが入ってきた際に撃退してくれるリンパ節が重要になり、風邪をひくとリンパ節が腫れるというのは誰でも経験があると思います。
リンパは身体の末端から心臓に向かって一方通行で流れており、老廃物や毒素を回収しながら流れていきます。
しかし、運動不足や体の関節が固まってくるとリンパの流れが悪くなり、むくみ・頭痛・肩こり・腰痛・肌荒れ・便秘・冷え性などの症状が出てきます。
さらに心臓の血液は心臓のポンプ機能で約1分間かけて身体を一周しますが、リンパの流れは非常にゆっくりで1分間で10cm~15cmしか進みません。
次に「リンパ節」の説明も必要です。
リンパ節は身体の表面近くに存在するリンパ節と、胸やお腹の深部にあるリンパ節があります。リンパ節は主に免疫反応を調節する機関で、外部から侵入したウィルスやガン細胞などと戦ってくれる機関でもあります。リンパ管を繋ぐ2mm~3mm程度の豆のような小さな器官で、全身に300~600個程配置されているといわれています。静脈と併走する形で身体中に張り巡らされており、毛細血管から染み出た組織液をリンパ管を通して吸収します。
吸収したリンパ液(リンパ管内に入ったものがリンパ液)は、鎖骨の下(デコルテ)まで汲み上げられ、最終的に血液と合流し心臓へと送られます。
次回は「リンパ」と「アーユルヴェーダ」のトリートメントが密接に関わっていることを説明しようと思います。