アーユルヴェーダとリンパマッサージ(2024年12月06日 15時26分) アーユルヴェーダサロン LOTUS TREE

前回、リンパは心臓に向かってゆっくり流れており、運動不足など、流れが悪くなると凝りなどの不調が出やすくなるため、リンパマッサージで流れをよくするとお伝えしました。その際、リンパ節で老廃物などが処理され、処理しきれないものがリンパ液と共に鎖骨下静脈から血液に乗り、肝臓や腎臓で処理されて排出されます。

では、アーユルヴェーダではどうなのでしょうか・・・?
アーユルヴェーダでは基本的な前処置であるアヴィヤンガというトリートメントが有名ですよね。
どんなトリートメントかというと、全身のオイルマッサージです。身体に良い「セサミオイル(太白ごま油)」を主成分として、そこに体質、体調に合わせたハーブをブレンドしたオイルを使用します。オイルについては後程記述しますが、アーユルヴェーダでは3種類のオイルを使い分けて使用します。

アヴィヤンガは遠心性で、リンパマッサージとは逆に心臓側から身体の末端に向けて流していきます。イメージ的には、マッサージよりはオイルを浸透させるように塗るようなイメージです。もちろん適度な圧もかけるので、リラックス効果や全身の凝り、疲労感の緩和、痛み、頭痛、便秘、冷え性、生理不順、不眠など、様々な不調を緩和させることが出来ます。

さらに書くと、アヴィヤンガは「老化防止」が目的とされ、「愛情のこもった滑らかな手」という意味です。
人肌に温めたオイルをたっぷりと垂らし、それをゆっくり圧をかけながら「マルマ(分かりやすく言うとツボのこと)」を通って全身をマッサージします。
調べてみると細かいところは店舗によって少し差があるようですが、大まかな流れはどこも同じはずです。

オイルを肌から浸透させながらマッサージで流すことで代謝が良くなり、身体の中にある老廃物、未消化物、毒素をオイルがからめ取り、そのまま腎臓や肝臓で処理されて排出される流れです。もちろんリンパもしっかりと刺激することが出来るので、身体の中をきれいにでき、若返り効果も期待できます。

次回はアヴィヤンガについてもう少し細かく書きます。

大まかに書きましたが、今や世界のVIPや有名人やモデルもどんどんアーユルヴェーダを日常に取り入れています。今や自分の健康は自分を知る事であり、情報はもらうものではなく自分から探しに行く時代です。
これからもどんどん情報を発信していくので、これを見てくれる人が1人でも増えてくれたらうれしいです。