五十肩は「疼痛期」・「拘縮期」・「緩解期」の順番で、肩関節の拘縮が起きてしまい、それを除去できずにいてしまい拘縮が取れるまで待っていてしまい一年や長くかかってしまう
また拘縮を取るために、炎症期の段階でガツガツ動かしてしまって痛みが強くなってしまい治らない状態になっている
五十肩の疼痛期では、損傷部へのわずかな刺激が滑膜増生(関節を覆っている袋)などの炎症を拡大させるため、痛 みを伴うような強度な運動を避ける。 炎症部位の線維化(硬くなる)が起きてくると、当然可動域(動く範囲)は減少する傾向にあるが、これは正常な治癒過程であり、炎症による痛みを抑える必要がある事が重要。 この期間を短期間で終え、拘縮期へ移行することが早期治癒へと繋がります。
<肩の動きによって場所の特定>
屈曲 外転
etc…動かしてはいけない時期なので、トリガーポイントの活性度を落とすことをしていきます
<圧痛点で痛い場所を特定>
イラスト
1、棘上筋
2、棘下筋
3、小円筋
4、大円筋
5、広背筋
6、三角筋
TPを押圧していきます
<物療>
基本的にアイシングを 10 分ほど行う。(疼痛・筋攣縮・炎症・浮腫等の抑制)
<痛みが強い時の対処>
三角巾で吊ります、拘縮を助長するので出来るだけ短期間が好ましい
<夜間痛の対処>
神経への治療
肩峰下部へ揉捏刺激(グリグリ刺激を入れる)
上腕骨内圧を下げる為に肩甲下筋下部、棘下筋斜走部、小円筋 上腕骨上方を防ぐ為、三角筋、烏口腕筋、肩甲下筋下部、棘下筋斜走部 痛みが出ない範囲で上腕中央をつかんで上腕骨軽度外転位からの内旋(効果は不明なので 要検証) 肩甲骨の位置を戻すために肩甲骨周辺筋のリラクゼーション、逆方向に動かす筋群の筋収縮、モビリゼーション(グリグリ動かします)
就寝時の指導・冷却もしくは温熱の指導
<寝方>
弛緩姿勢で寝た方がいいです。 肩甲下筋、棘下筋、小円筋の弛緩姿勢で寝た方がいい為、 腕全体を持ち上げて、全体の下に枕を引いてあげる
「frozen phase(拘縮期)」
安静時痛や激痛が収まり、主訴が運動痛に変わる時期。 治療の主目的は癒着・拘縮の除去となる。
勿論筋攣縮があれば取る 基本操作にて対処する