「長時間同じ姿勢でデスクワークは避けてね」と言いながら長時間ブログを書いているすずのき接骨院院長の鈴木です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、寒い季節がまだまだ続いていますが、当院には肩こり首こりでお悩みの患者様から多くお問合せをいただいております。
そんな中でよく聞かれる質問等についても回答しながら解説していこうと思います。
質問:なぜ肩が凝るの?そもそも肩こりってなに?
はい、ご質問ありがとうございます。
まず、結論から解説していきます。
肩こり首こりとは、痛み違和感を感じている部分の酸欠状態が続き、炎症が発生していることを言います。
酸欠?炎症?と思った方も多いと思いますので、それについて解説していきます。
まずは酸素は血液の中を遠り各組織(筋肉や内臓など)に行き渡ります。例えば長時間のデスクワークで背中や肩が内巻きになり筋肉が常に伸ばされた状態になると、筋肉の中に行く毛細血管が圧迫され、血流が滞り酸素が行き渡らなくなります。これが組織の酸欠状態です。
酸欠状態が続くと炎症などにより筋肉に傷が入ります。筋肉はよく輪ゴムで例えられたします。伸ばせば伸びるし、緩めれば勝手に縮みます。しかし、古くなった輪ゴムって伸ばすと切れちゃったりしませんか?
それが筋肉の酸欠状態と同じ原理になります。
そして、炎症が起こり筋肉が傷つくと「侵害受容器」という、痛みを感知するセンサーが働きます。
そのセンサーから「痛い」という情報が脳に伝達され、ここで初めて痛い・辛い・不愉快と感じることができます。
これが肩が凝っている・首が辛い・頭痛がするなど様々な情報が脳の中を駆け巡ります。
しかし、人間は痛みをただ感じるだけでなく、その痛みを抑制するシステムを持っています。
これを下降性疼痛抑制といい、脳に痛いという情報が伝わると、脳からオピオイドという脳内麻薬が放出され、脳に伝わる前に脊髄でブロックをかけます。
これにより、私たちは痛みを感じ、それを回避することができます。
あれ?じゃあそのオピオイドが出ていれば痛みを感じないのでは?と思った人もいるのではないでしょうか。
その辺に関してはまだ別のブログ等で解説しよう思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。