自律神経失笑症に対する施術と考え方
快い眠りにつくため
日本は世界中で一番眠りの少ない国
日本人は世界中で一番眠りの少ない民族であるとの統計が出ている。1日の平均睡眠時間が世界中の多くの国が8時間を超えている中、日本は7時間22分世界の主な国33カ国中ワースト1とのことです。
この背景には、働く時間や通勤時間が長すぎるという日本特有の働き方に加えて24時間営業の店舗やインターネットの普及による夜型化があげられます。
中でも東京は、24時間眠らない街といわれています。東京、ニューヨーク等世界の主要都市を対象に平日の実際の睡眠時間と理想の睡眠時間をヒヤリングした調査で都会に暮らす人の睡眠事情が浮き彫りになりました。
その結果東京には睡眠時間が6時間未満になる人が多くいるということが分かったそうです。
眠らないことの弊害は
免疫力が下がり、感染症などの病気にかかりやすくなる。
ホルモンバランスが乱れ、太りやすくなる。
目覚めが悪く、眠気や疲れがリフレッシュされない。
日中のパフォーマンスが低下する。
交通事故や業務上のミス、トラブルが増える。
など様々な観点から指摘されています。
睡眠は単なる休息ではありません。
睡眠の価値を理解し、より良い睡眠へ意識を向けましょう
眠りの質
睡眠の状態には、ノンレム睡眠(脳も体も眠っている深い眠り)とレム睡眠(頭は眠っているが体は眠っている浅い眠り)があります。
起きやすいとされるのは、レム睡とその前後の浅いノンレム睡眠の時です。
一方深いノンレム睡眠の時に起こされると、頭がボーッとしてしまうなど目覚めが良いとはとても言えません。
睡眠中は、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に繰り返されています。
睡眠周期は、ノンレム睡眠の始まりからレム睡眠の終わりまでを1回として数え、その長さは約90分とされています。
つまり、90分の倍数で起きれば、目覚めが良いという説は、90分周期で出現するレム睡眠に起床のタイミングを合わせると、すっきり目覚められるはず、として広まった考え方です。
しかし、睡眠周期は80~120分と個人差があるうえに、健康状態などで睡眠パターンそのものが乱れることもあり、90分の倍数がいつも1周期にあたるとは限りません。
また、目覚めが悪いのは睡眠不足や、概日リズム睡眠・覚醒障害などの睡眠障害によって、明け方にも深い睡眠が出現している可能性が高いとも考えられるのです。
理想の睡眠パターンを知る
ノンレム睡眠とレム睡眠を4~5回繰り返す。
夜になるにつれて、眠りを促すホルモンであるメラトニンの分布が少しずつ増えると、体温、血圧、脈拍が下がり、自然と眠くなっていきます。くわえて、起きてから約14~16時間も経っていれば、睡眠圧も十分高まっているので、多くの人は通常、ベッドに入って目を閉じて、10分程度で入眠します。
入眠後は段階的に眠りが深くなり、最初の深いノンレム睡眠にたどり着きます。この時ゆっくりと大きな波形の脳波が見られることから徐派睡眠とも呼ばれています。
自律神経失調症とは
自律神経のバランスが崩れた時の総称である。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなり、内臓や血管の働きをコントロールしている。この2つの神経のバランスが乱れることで様々な症状が生じる。
自律神経失調症の症状は、複数の症状が長く続く、症状には個人差がある。
自律神経失調症の主な症状は慢性疲労、倦怠感、微熱、顔のほてり,めまい等頭痛(片頭痛、緊張性頭痛)、肩こり、首コリ、肩から首の痛み 腰痛、背中の痛み、関節の
痛み等不眠症、意欲の低下、気分の落ち込み、感情の起伏が激しくなる等があります。
うつ病
うつ病は、精神疾患の一つで、気分障害という分類に含まれます。病気、失業、退職、別居、離婚、引っ越しなど、生活や環境の変化によっ て発症することが知られています。うつ病の人の脳内では、セロトニンやノルアドレナリン等の神経伝達物質の伝達がスムーズに行われず、様々な症状が現れます。まず、気分が落ち込み、意欲が低下し、日を追うごとにつらい気持ちが強くなって いき、仕事、家事、勉強などの日常生活に障害が生じます。さらに、何事にも悲観的になり、自分の存在が周囲に迷惑をかけ、生きていても仕方がないと、自殺念慮を持つこともあります。少しでも早くうつ病であることを知って治療することが大切です。
うつ病の治療法
医師によるうつ病の治療は抗うつ薬による薬物療法が中心になってきます。よく使われる薬剤は、セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬などです。セロトニン、ノルアドレナリンに対してピンポイントで働きかけるため、従来の薬剤より副作用が少ないのが特徴です。抗うつ薬を飲む上で重要なことは医師の指示に従って使用法と容量を守ることです。
朝の散歩はうつ病の予防になる
朝に散歩すると大きなメリットがあります。朝の太陽の光を浴びるとセロトニンという、うつの予防や睡眠障害を防ぐ効果があるホルモンが分泌されるということです。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、心を安定させたり、脳の回転を良くする働きがあります。
カイロプラクティックの治療は自律神経失笑症やうつ病に効果がある
カイロプラクティックの治療は骨盤や腰・背骨や肩・頸椎といった全体の治療であり、特に頸椎の治療は交感神経に影響のある部位であり、頚椎の治療を的確に治療すれば交感神経と副交感神経のバランスを良くし、不眠にも効果が大きいので自律神経失調症やうつ病の治療には適している。
