こんにちは!鍼灸院はりえくぼです。
日本人の約8割が生涯に経験すると言われている「腰痛」
在宅ワークや副業が増えた昨今、20代での腰痛も少なくありません。
整骨院に行ったり、ネットの腰痛体操を試してみたり…
でも、ちょっと待ってください。
一括りに「腰痛」といっても、実際はさまざまです。
果たして同じ治療方法でいいのでしょうか?
今回は東洋医学からみた「腰痛」の分類をお教えします。
東洋医学では「臓腑」のバランスや「気」の流れから心身の状態を全体的に観察します。
そのため、同じ腰痛でも五臓六腑のどこに不調があるかで、原因や対処法が異なるとされます。
「どう動いたら痛いか?」や「どんな痛みか?」によって、
どこの内臓に原因があるのか照らし合わせてみましょう。
(現代医学的な「内臓」と東洋医学の「臓腑」は厳密には異なるため、実際に病院で検査をしても数値が悪かったりはしないと思われます)
・前屈みになると痛い、臀部から背中にかけて広く痛い
→こんな方は【膀胱】の不調が考えられます。
原因:過労など
ケア:腰だけでなく身体を休ませてあげましょう
おすすめのツボ:委中、崑崙、飛陽
・背骨に近いところが痛む、慢性的
→こんな方は【腎】の不調が考えられます。
原因:加齢、過労、性活動の乱れ
ケア:海藻類を食べたり身体を温めましょう
おすすめのツボ:太渓、復溜
・後ろを振り向くと痛い、身体を横に倒すと痛い、ぎっくり腰
→こんな方は【胆】の不調が考えられます。
原因:腰の筋肉の使いすぎ
ケア:まず安静にし、強い動きに気をつけましょう
おすすめのツボ:陽陵泉、丘虚
・腰の突っ張りが強い、ぎっくり腰
→こんな方は【肝】の不調が考えられます。
原因:ストレス、過労
ケア:ストレスを溜め込まないようにし、痛みが軽度の時はじんわり汗をかくくらいの軽い運動を心がけましょう
おすすめのツボ:蠡溝、中封
・後ろに反れない、反り腰
→こんな方は【胃】の不調が考えられます。
原因:過食、脂っこいものを好む、乳製品や冷たい飲み物
ケア:消化にいい穀物や芋、豆などを食べましょう
おすすめのツボ:足三里、陥谷
いかがでしたでしょうか?
現代の知識ではあまり考えつかないケア方法もあったと思います。
日頃のケアに組み合わせて養生してみましょう。
おすすめコース
おすすめコース
おすすめコース
おすすめコース