「疲れた時に、迷わずたどり着ける場所が欲しい」そう思ったことはありませんか?
こんにちは。私は、セラピストであり、オカリナ奏者です。このサロンは、かつて私自身が感じた孤独から生まれました。
妊娠して幸せなはずなのに、孤独を感じる日々。生まれたらご近所さんと遊べるはず、と思いきや、子供が歩けるようにならないと遊べないし、歩けるようになっても、ルールを理解できるようにならないと遊べない。いったいいつになったらご近所づきあいできるんだろう…そんなとき、ピラティスが私と社会をつないでくれました。
この経験から、誰かとつながりたいと願う人たちの力になりたい、という想いが芽生えたのです。ピラティスでできた仲間と、自ら場所を借りてピラティスする場を作りました。そして、その『空いた席』を掲示板で広く募集したのも、かつての私のように居場所を探している人が、迷わずたどり着けるようにしたかったからです。
出産後、子どもに聴かせたいと思って始めたオカリナ。やがて、その音色が持つ癒しの力を、もっと多くの人に届けたいと考えるようになりました。ただの上手な演奏ではなく、聴く人の心に響く音を求めて、コンクールで技術を磨く一方で、仲間を募って同好会を開き、音を通じて人と人がつながる場を作りました。今もブログやボランティア演奏で仲間募集を続けています。
オカリナを吹く活動を通じて、他に何ができるか尋ねられ、昔リラクゼーションサロンをしていたことを思い出しました。そして、マルシェで足つぼをしないかと誘われました。最初は『単発で少しでも稼げたらラッキー』という、軽い気持ちでした。しかし、施術をさせていただくうちに、多くの方が『サロンはどこ?通いたい』と尋ねてくださるようになりました。その言葉を聞くたびに、単発の出店ではなく、お客様がいつでも安心して通える場所が必要だと強く感じるようになりました。
再びサロンを作るにあたり、最近はできるだけ固定経費をかけずに知り合いやSNSつながりのみで営業するサロンがたくさんあるようですが、私はこれまで、人とのつながりや、心が安らぐ場を作ることに喜びを感じてきましたので、私が作るサロンは、誰もが迷わずたどり着けて、誰もが気軽に通える場所にしたいと思いました。
最高の技術と空間を提供したいからといって、手が届かないような高額な料金にはしません。疲れた時に「ちょっと行ってみようかな」と思える、通いやすい料金であることのほうが大切です。
今思えば私は、昔は結婚や子育ての話はわからず、自分のことばかりしゃべる、若いセラピストでした。
私は子育てや更年期を通じて、様々な料理や健康法にも取り組み、レシピ本も2冊出版しています。サロンでは、耳ほぐしやリラックスベッドなど新しい技術を増やしています。さらに発達支援教育士の資格を取得し、発達障害のお子さんや育児の大変さにも理解があります。
心と身体の両方に寄り添う場所――
それが、私のサロンの原点です。
このサロンは、このご時世でも地域の方々が通いやすいことを大切にし、施術レベルも空間のリラックス度も以前より高いのに、逆行して以前より料金を下げています。
もう一度、自分の天職を仕事にし、地域の方とつながる場所を育てていきたい。たくさんのお客様にご利用いただくことで、この価格と予約システムを維持しながら、このサロンを維持していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。