最近、水を一日2リットル摂ろうとがんばっている方をお見掛けします。本当に2リットルも水で摂らなくてはならないのでしょうか?
答えはNO。厚生労働省の資料によると、日本の食事は水分が多く、水分の51パーセントは食事から摂取できていますから、飲み物として摂取したい水分量はおおよそ1.2リットルだということです。1.2リットルって、そんなに頑張らなければ飲めない量ではありませんね。逆に注意したいのは、もっと飲まなきゃ、と気にしすぎてがぶ飲みをしてしまうことです。体が排出できる量を超えて水分を摂取すると、吐き気や頭痛、筋力の低下などの症状を引き起こす場合があります。
そして、水分が必要なわけであって、水でなければならないわけではありません。しいて言えば、起床後すぐの水分は、胃腸にやさしい負担で少しずつ胃腸を起こしたいので、水やお白湯がおすすめですが、その後の水分についは、ハーブティーやお茶など、体の声と相談しながら選びましょう。カフェイン入りのコーヒーなども、飲みすぎなければ、水分としてカウントして大丈夫。
水分は、水とこだわらず、量にこだわらず、がぶ飲みをせずにこまめに摂取しましょう。