みなさんこんにちは!
からだラボです。
「すぐ反り腰になってしまう」もしそう感じているなら、それは骨格特性の一つ、大腿骨の前捻角が原因かもしれません。
前捻角とは、太ももの骨(大腿骨)のねじれ具合を示す、医学的・解剖学的な角度のことです。この角度の大小が、立ち方や歩き方の「クセ」を根本的に決めています。
◎正常値から外れるとどうなるの?
成人の前捻角は通常10度~20度程度ですが、これより逸脱すると、股関節の動きが代償され、全身に影響を及ぼしてしまいます。
1. 過前捻:ねじれが強いタイプ
角度: 20度より大きい。
特徴: 股関節が内側にねじれやすい状態(内旋位)。
姿勢・歩行への影響:
内股(つま先が内側を向く)になりやすい。これは、股関節の安定性を保とうとする体の自然な戦略です。
2. 後捻(こうねん):ねじれが弱いタイプ
角度: 10度より小さい。
特徴: 股関節が外側にねじれやすい状態(外旋位)。
姿勢・歩行への影響:
がに股(つま先が外側を向く)になりやすい。
股関節の動きが制限され、深くしゃがむ動作などで痛みを伴うことがあります。
◎なぜ日本人は「過前捻」の傾向があるの?
過前捻は世界中の人に見られますが、「日本人には多い」と言われることがあります。これは、一部の研究で日本人の平均値が欧米人と比較してやや高めであることと、幼少期の生活習慣が関係している可能性があります。
特に、股関節を内側にねじる「とんび座り(W座り)」や横座りを習慣にしていた場合、成長期に大腿骨のねじれが固定されやすいと考えられています。
◎健康への第一歩は「知る」ことから
前捻角は生まれ持った骨の特性ですが、この特性を理解せずに誤ったトレーニングや歩き方を続けると、関節に慢性的なダメージを与える可能性があります。
自分の立ち方や歩き方のクセが、単なる「姿勢の悪さ」ではなく、この骨格構造から来ているかもしれない、という視点を持つことが重要です。
もし、内股や反り腰、膝の痛みが気になる場合は、一度専門家にご相談し、自分の正確な前捻角や体の使い方を評価してもらうことをお勧めします。 それが、姿勢改善と健康維持への確かな一歩となるでしょう。