オリンピックって、不思議ですよね。そう、不思議なんです。
四年に一度、急に世界が「今日はちょっと本気です」みたいな顔になる。
普段そこまで見ていない競技まで、気づけば真剣に見ている。夜中なのに。
フェンシングも、柔道も、飛び込みも、なぜか急に全部わかる顔になる。
いや、わかってはいないんですけどね。雰囲気で見てます。失礼しました。
でも、あの時期だけは全員ちょっとだけ監督で、ちょっとだけ解説者で、ちょっとだけ親戚です。
「よくやった」「今のは入ってる」「あぁぁ惜しい」って、完全に身内の温度で見てる。
すごい。地球規模の他人なのに、急に距離が近い。0距離です。
でも、ああいうの見てると毎回思うんです。
本番って、あの数分のためにあるようで、実際はそこまでの毎日なんだろうなと。
派手なのは本番。
でも、地味なのはその前。
誰も見てない日、誰も拍手しない時間、そこで積み上げたものだけが、最後にちょっと光る。
たぶん人生も、だいたいそうです。
見えるところより、見えないところのほうが長い。
そしてその見えないところで、首も肩も、知らないうちにずいぶん頑張ってる。
よくない。非常によくない。
だから思うんです。
本気で生きる日があるなら、本気で緩める日も必要だなと。
走るだけじゃなくて、戻すこともちゃんと大事にしたい。
オリンピックみたいな大きい舞台はなくても、毎日それぞれに試合はある。
だったらせめて、次の日もちゃんと立てる身体でいたい。
そうやって今日も、**癒しで、世界をちょっとやわらかく**していけたらいいなと思います。
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