東洋医学では、気と呼ばれる生命活動を支えるエネルギーが人の体内外を巡っていると考えています。気の通り道となるのが経絡であり、太くなったり細くなったり、凹凸を作りながら全身に張り巡らされています。経絡に存在する凹凸や、体表と接している部分は、気の出入り口となり、そのポイントが経穴(いわゆるツボ)です。
経絡やツボは体内の各器官と関連しているため、体内の異常や不調などがツボの状態に現れます。ツボに手で触れたり、鍼(はり)で刺激したりすることで、体調を知ることができます。それと同時に、ツボは治療点でもあります。東洋医学において、気の流れが正常だということは健康の証であり、気の流れが滞ることは病気につながります。ツボを刺激することで、経絡を巡っている気の流れをよくし、体内の異常や不調を治療することができます。
一つひとつのツボには名前があり、それぞれに効果や効能があるとされています。有名なツボには足三里(あしさんり)、合谷(ごうこく)、百会(ひゃくえ)などがあります。ツボは全身に数百個あるといわれますがさまざまな説があり、正確な数は定まっていません。WHO(世界保健機関)により定義されたツボは全身に361個あります。特に筋と筋の間や関節の周りなどに多く存在します。
2 000年以上前の中国において書かれた書物には、すでにツボの記載があります。日本には仏教とともに伝えられ、1 000年以上の歴史を重ねるなかで独自の発達をとげてきました。ツボは、数え切れないほどたくさんの人々に実際に使われ、蓄積されてきた経験と知識によって整理され発展してきました。最近ではツボの世界標準が定められ、ツボの刺激実験が行われるといった、ツボに対して科学的なアプローチがとられるようになってきています。
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