【耳の老化に効くツボ】
ツボを押すことで経絡を通る気と血液の巡りがよくなるとされています。耳につながるツボを押すことで耳付近の血流を促したり、神経の疲れを取る、耳鳴りを抑えるといった効果が望めます
ツボを押す際、“ツーン”とした鈍い痛みを感じる箇所を探してください。その箇所を指の腹で5秒かけて押し、その状態で5秒キープ、またゆっくりと5秒で力を抜いていきます。3回を1セットとして、1日に何度押してもかまいません
まずは、両目の眉頭にある攅竹(さんちく)
多くの人が目が疲れた時に何気なく押さえるツボで、眼精疲労に効果がありますが耳にもいい。聴神経などを整え、耳を含めた頭全体の血流を促します。また、副鼻腔炎にも効果が望めるツボで、鼻と耳をつなぐ耳管に作用することで耳の聞こえの改善につながります
両耳の入り口付近に位置する聴宮は、耳鳴りなどの改善が望めます
聴宮(ちょうきゅう)は、口を開けた時に耳の入り口付近で少しへこむ位置にあります。耳鳴り、耳の聞こえに効果を期待できます。ヘッドホンで音楽を長時間聞いたり、長電話で耳が疲れた時などに耳の血行を促して疲労を取る効果が望めます
耳たぶの裏にある翳風(えいふう)は、聴力のアップにつながるといいます
耳たぶの後ろでくぼんだ場所に位置します。翳風の周辺には耳の神経が通っており、押すことで聴神経を整えます。また、ここを押すことで内耳にも影響し、内耳のリンパ液の流れの改善なども期待でき、めまいにも効果が望めます
耳から位置は離れるが、へそから指3本分下にある石門(せきもん)は体中の気が集まるとされる丹田に位置し、押すことで停滞している精気を不足している体中に巡らせ、耳まで届くことで聞こえを改善するといいます
足臨泣(あしりんきゅう)は経絡で胆のうとつながり、押すことで自律神経を整えて突発性難聴にいいとされる。
どのツボも1日に何度も押していいのですが、強く押しすぎて筋肉を傷つけたりしないように注意してください。力を入れすぎるとかえって体に悪影響となる可能性があるので、イタ気持ちいい程度で試してみましょう
スタッフ junjun