【新陳代謝が低下する要因】
●加齢
加齢により少しづつ細胞も衰え、細胞分裂のスピードなどが低下するため、年齢とともに代謝は低下しやすくなります。
日焼けの跡が戻りにくい、傷の治りが前より遅くなったという方は代謝が低下している可能性があります。
●洗顔不足
メイクを落とさずにうっかり寝てしまったなんてこともあると思いますが、これを1度行うだけでも代謝はものすごく乱れます。
洗顔をしないと1日分の自分の皮脂や、メイク用品の油分が皮膚表面に留まったままになります。
そしてその油分がノリのような役割を果たし、古い皮膚(アカ)が剥がれようにも剥がれなくなってしまいます。
そうすると古い角質細胞が蓄積し、皮膚の生まれ変わりのリズムが崩れてしまいます。
朝の洗顔に関しても、水洗いのみで済ませることをおすすめしている記事がありますが、アトピー肌や敏感肌でカブレが出ている方など、相当な乾燥肌でない限りは寝ている間も結構な皮脂が分泌されます。
古い皮脂が長時間皮膚表面にとどまると、毛穴の詰まりを招くほか、酸化して肌の老化を促進してしまいます。
朝も洗顔を行い、皮脂をしっかりと洗い流すことをおすすめします。
●過保護なスキンケア
保湿が重視される女性のスキンケアにおいては、沢山の化粧品アイテムを使用することが良しとされる傾向があります。
しかし、過剰なスキンケアはかえって逆効果になってしまうことがあります。
化粧品はあくまでも不足した潤いを補うものなので、肌が欲しがっている以上に与えることは、肌を油漬けにしているだけになってしまいます。
特にクリームは油分量が多いアイテムで、保湿オイルとなれば油そのものになります。
それほど乾燥もしていないのにこうしたアイテムを使い続けていくと、新陳代謝だけに限らず、肌の様々な機能が怠けていきます。
必要以上に化粧品を塗り重ねることは皮膚の生まれ変わりを妨害してしまうので気を付けましょう。
●紫外線・日焼け
紫外線はガラス窓などはもちろん、人の肌の奥にまで侵入して細胞にダメージを与えます。
そのため、紫外線が強くなると肌細胞達は防御対策を行い、肌を守ろうとするのですが、その働きの一つが、角質層を分厚くして壁を作るという働きです。
新しい細胞が角質層に到達するまでは通常約14日ほどかかりますが、紫外線を浴びた場合はこのスピードを速め、角質細胞の厚さを増やすことで紫外線を防御するのです。
真夏でも駅まで数分くらいなら黒くならないし、日焼け止め無しでいいかな?とつい油断してしまいがちですが、実はたった数分でこのような代謝周期の乱れが起きるので紫外線対策を正しく行うことも必要です。
●血行不良
新陳代謝の維持には血行の良し悪しも重要です。
新しい細胞を作り出す役割のお母さん細胞(基底細胞)は、十分な栄養がなければ細胞分裂をすることができません。
(女性が出産するにも相当な栄養とエネルギーが必要ですよね。それと同じです。)
ではその栄養はどこから供給されるのか?
化粧品で皮膚の表面から栄養を補えればベストですが、化粧品は塗るだけでは浸透しないので、これだけでは肌はどんどん飢餓状態になります。
一般的なスキンケアでは表面から栄養はもらうことができないので、実はお母さん細胞は血管から栄養をもらっています。
私達が食事で摂取した栄養が血液によって運ばれるのです。
そのため、血流が悪いと十分な栄養が運ばれず、代謝の低下を招いてしまいます。
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