エステサロンルルドです。
今年も残り僅かになりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか…
19日の日曜日、神奈川のカイロプラクティックの先生が集まった支部会議がありまして、その中でご年配の先生が井村和清さんという32歳の若さでこの世を去ったお医者さまの詩を聞かせてくださいました。
幼いお子さんとお腹の中の子へ残したものだそうです。
私はとても胸に響いたのでブログに書きとめておこうと思います。
《あたりまえ》 井村和清
あたりまえ こんなすばらしいことを
みんなはなぜよろこばないのでしょう
あたりまえであることを
お父さんがいる、お母さんがいる
手が二本あって、足が二本ある
行きたいところへ自分で歩いていける
手をのばせばなんでもとれる
音がきこえて声がでる
こんなしあわせなことがあるのでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだ、と笑ってすます
食事がたべられる
夜になるとちゃんと眠れ
そして又朝がくる
空気を胸いっぱいにすえる
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
走りまわれる
みんなあたりまえのこと
こんなすばらしいことを
みんなは決してよろこばない
そのありがたさを知っているのは
それを失った人たちだけ
なぜでしょう
あたりまえ
世の中には歩きたくても歩けない寝たきりの人、起きたくても目が覚めない人、生きたいと臓器移植を待ち望んでいる人、病気や事故などで当たり前の日常が出来ない人がいます。
カイロプラクターの仕事は予防医学ですが、
私のサロンでは、お身体だけでなく
時には 心 のケアになることもございます…
辛いことがあった時や悲しいことがあった時、
井村和清さんの詩を思い出していただけたらと思います。
コロナ禍の中、辛抱しなくてはいけないことが多々ありますが、貴重な体験をしていると思うとありがたいことなのかもしれません。前向きに考えさせられる詩でした。