ほぐし処ねこやのもみほぐし人、西田でございます。
西田、なぜか昔からアロマにあこがれておりました。
アロマを知ったきっかけが何かは、はっきりとは覚えておりません。
調香にまつわる、漫画か小説だったかと。
高校生のころ、町に一つだけあったギフトショップに、ラベンダーとオレンジスイートの精油を見つけたときには、声をあげて喜びました。(店の人、すみませんでした)
そして、お小遣いの半分のお値段に、途方に暮れた覚えもあります。
そんなこんなで、憧れが高じてアロマテラピー一級までは取得しております。
そんな私が、あこがれていた香りが三つございます。
ムスク(麝香)・フランキンセンス(乳香、オリバナムとも)・ミルラ(没薬)。
漢字の名前が付けられていることからわかる通り、中国でも珍重された香りです。
広く愛され、しかも珍しい。嗅いでみたい、知ってみたい。
ひょんなことから、合成ではないムスクを嗅ぐ機会がありました。
フランキンセンスは、精油専門のショップに、ふつうに販売しておりました。
残るはミルラ。
乳香と並んでイエスキリストが生まれた時に捧げられた、希少な木の樹液。
スモーキーで苦味を覚えるという、独特な香り。
調べてみれば、西洋ではお肌のケア(乾燥の予防、傷の殺菌等)だけでなく、緊張緩和や呼吸器ケアまでするとか。
中医学では、没薬は薬効として『活血止痛・消腫生肌』と記されております。
ざっくり訳しますと、血の巡りを活発化し、痛みを止め、腫れを抑えて組織の再生を促す、という意味です。
瘀血(血が固まって血行が悪くなる)を改善する作用もあると言われております。
そのあこがれのミルラ、とうとう購入いたしました。
スキンケア効果もあるという、希少な精油。
このミルラを、オイルに一滴加えて、冬のセットメニューに使う予定です。
先日お知らせした柚子皮入りのフットバスと合わせて、冬ならではの香りと癒しを楽しんでいただけたらと思います。
準備が整いましたら、改めてご案内いたしますね。
お楽しみに♪