ねこやあるじでございます。
今回のねこやの温活コースの名称、「ミルラ一滴」とは、なぜ一滴なのか? と思われた方は多いかと思います。今日はその香りの秘密の種明かしをさせていただきます。
アロマの香りの速さ
アロマの香りには、揮発の速さによって、大きく三種類に分かれます。
トップノート:すぐ香り、すぐ消える。ミント、オレンジなどの柑橘類。
ミドルノート:トップの後に現れ、ふわっと残る。ラベンダー、ローズなど。
ベースノート:静かにしっかりと、最後まで残る。ミルラ、フランキンセンスなど。
ミルラの包容力
ミルラはこのベースノートにあたります。アロマオイル調合の基本では、ベースは隠し味的にほんの一滴使うのが基本です。
ミルラは穏やかなのに爽やか、そしてムスクにも似た重くエキゾチックな香りの中に、甘いミルクのような香りが混ざる、非常に複雑な香りを持っています。この複雑さこそ、珍重される理由です。
今回も基本にのっとって、ミルラは一滴のみの調合なのですが、この一滴が全てを覆しました。
今まで使用していたラベンダーやティーツリーも、ミルラと全く矛盾せず、ミルラという一つの大きな香りの中に包容されてしまったのです。ベースノートというより、ミルラの持つ「香りの包容力」に驚愕しています。
すべてを覆す一滴の体験
今までの配合にたった一滴入れただけで、調合全体の印象を支配的に変えてしまうミルラ。
ご興味がある方は、温活コースをご予約いただくか、ご来店の際にお声がけください。調合したオイルの香りを無料でお試しいただけます。
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