『腹圧の高低と頭から足の症状』
こんにちは。治療院 RESETの院長伊藤です。
本日は腹圧や体の症状について説明します。
腹圧は上が横隔膜、横と前が腹横筋、後ろが多裂筋、下が骨盤底筋群で覆われた腹部の空間のことです。
腹圧を構成する横隔膜は収縮して、呼吸の吸気時に胸郭を広げて肺を膨らます作用で、吸気の70%を締めます。
腹圧低下は腰椎の安定と姿勢維持だけでなく、排尿や呼吸運動にも関わり、抗重力筋の負担とも関係が深く、全身の各部位の痛みやこり原因になります。
【腹圧が高い、低い】
・腹圧が高い
横隔膜が下がり、腹腔周りの筋肉が収縮した状態です。
正しい姿勢が維持できる、排泄をしたり、荷物を持つような力を入れやすくなります。
痛みやこりだけでなく、美容目的の人にも腹圧を高い状態にすることは重要です。
・腹圧が低い
横隔膜も腹腔周りの筋肉も弛緩した状態です。
姿勢が悪い、足を組みたくなる、寄り掛かりたくなるなど、正しい使い方が辛い状態は腹圧が低いと例えると思います。
腰痛や首肩こり、下肢のむくみは腹圧が低いときに発生しやすくなります。
「姿勢も悪く、足の力も使いにくく、お腹の筋肉や腹圧の支えが無い」ため体に大変な負担が加わります。
【院長からのメッセージ】
体の重心は男性で足底から身長の約56%、成人女性では約55%の位置に(骨盤内)存在します。
骨盤内は腹圧の影響範囲で、腹圧の乱れは重心も乱します。自然と姿勢が悪くなったり、姿勢が悪くならなくても抗重力筋に影響が及びます。
抗重力筋は重力が加わる間は常に使い続けている筋肉です。
首や肩、体幹、臀部、大腿部、下腿部という全身の前後に存在します。
抗重力筋のこりや痛み、体の疲労感や倦怠感など、蓄積度やストレス次第で動かすことも困難な痛みが腹圧の低さで発生した症例もあります。
秋葉原や神田、岩本町にお越しの方で慢性痛や原因不明な症状がございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
いつでもお待ちしております。
治療院 RESET
伊藤力
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