秋、お彼岸の頃に咲く、赤い鮮やかな花“ヒガンバナ”
“家の中に持ち帰ったら火事になる”と。
花が咲いている姿が、炎を連想させるから、そう言われるようになったそうです。
中国に伝わる悲しい伝説があるようです。
昔“彼”と“岸”という名の2人がいました。神様はこの2人は会ってはいけないと決めています。
しかし2人はお互いを強く思い、ある日、神様に隠れてこっそり会いました。
“彼”はとてもハンサムな青年で、“岸”はとても美しい女性でした。2人は一目惚れで恋に落ち、このまま死ぬまで一緒にいようと約束しました。
しかし神様がこれを知って怒り、2人に厳しい天罰を下しました。神様は2人を不思議な彼岸花に変身させ、“彼”は葉っぱに、“岸”は花に。
こうして同じ花でありながら、花と葉っぱは永遠に会うことのない悲しい結果になりました。
日本に伝わる伝説もあるようです。古布村(愛知県知多郡美浜町)に伝わる六兵衛狐伝説。
ある年の秋、村のニワトリが襲われました。村人たちは村の近くに住む六兵衛狐のしわざと思い込み、
六兵衛狐の住みかの前で松の葉を燃やし、追い出してしまいます。翌日、村の子供がひとり行方不明になり、
村人たちは探し回りますが見つけられませんでした。その翌日の午後になって、ようやく子供が発見されました。
子供はいっぱいの彼岸花を抱え、ふらふらと歩いていたのです。以来、村では彼岸花のことを、狐花と呼ぶようになったそうです。
彼岸花には千以上の別名があります。狐の伝説に由来している“狐のたいまつ”“狐花”“狐の嫁御という別名”。
彼岸花の花と茎を使って、数珠玉や首飾りを作る遊びが由来している“数珠玉”。毒があることから“しびれ花”“毒花”。
彼岸花は花が咲き、花が咲き終わってから葉っぱが生えてくる不思議をしていて“葉見ず花見ず”という別名もあります。
また韓国では、真っ赤な花を咲かせ、冬には葉っぱだけが生い茂ることから花は葉を思い、葉は花を思うと言われており “相思華(サンチョ)”という異名が付いている。
他にも、マジックリリー、地獄花、雷花など沢山あります。
彼岸花は、毒性成分リコリンというアルカロイドの一種を含んでいて、特に球根部分には多いです。
この毒は中枢神経を麻痺させたり、吐き気や下痢などの症状が現れるようで、畑を荒らす小動物にとって毒になる。
なので昔はモグラなどの小動物から田畑やお墓を守るために植えられたそうです。
今でも田んぼの近くでよく見かけるのは、元々そういう理由で植えられていたのかもしれませんね(*´▽`*)
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