花の伝説、今回は秋に咲くオレンジ色のお花“キンモクセイ”。
学名を“Osmanthus”と言って、ギリシャ語の「osme(香り)」と「anthos(花)」が語源になっていて、薫り高い花という意味なんだそうです。
強い香りを放つ金木犀ですが、花びらは小さく控えめな印象を受けることから、“謙虚”という花言葉がついています。
キンモクセイ(金木犀)には伝説があります。
中国では、月にはとても大きな金木犀の木があるという言い伝えがあります。
金木犀の花が咲き始めると、月が満ちていきます。
満月の夜に月が輝くのは、金木犀が満開になったから、と。
嫦娥(じょうが:中国の伝説に出てくる仙女)は、不老不死の霊役を飲んで月に登れるようになり、月で暮らしていました。ある日、嫦娥は、地上で人々が楽しそうに月見の宴を開いている姿を目にしました。その日は、ちょうど中秋の名月。そこに広がる美しい様子につられて、月で踊り始めた嫦娥。その姿を見た嫦娥の夫は金木犀叩いてリズムを取り始めました。すると金木犀の木から種が溢れ、地上へと落ちていきました。その種が根付き地上で金木犀が咲くようになったそうです。
白ワインに3年ほど金木犀の花を漬け込んだ桂花陳酒は、楊貴妃が愛飲していたとされ、かつては宮廷のみで造られていたお酒、皇帝や貴族だけの楽しみだったそうです。
金木犀の香りの主成分は、「β-イオノン」「リナロール」「γ-デカラクトン」「リナロールオキシド」「cis-3-ヘキセノール」などになっています。
β-イオノンという成分にはリラックス効果のあるようです。
その他、金木犀の香りを嗅ぐと食欲を抑制してくれる効果もあるようです。人間は血糖値が下がると「オレキシン」という物質が分泌されます。 このオレキシンにより甘いものが食べたくなるのですが、金木犀の香りはこのオレキシンの分泌を抑制してくれる効果があるんだそうです。
甘い香りのキンモクセイ
もう少し先ですが、咲くのが楽しみです(*´▽`*)
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