細くギザギザしている葉っぱの形が特徴的な“ノコギリソウ”
花名の由来は、そのノコギリの歯のような葉っぱの形からきています。
花色:赤、オレンジ、黄、白、ピンク、紫など色々あります。
ノコギリソウは大きく分けて4種類に分類され、そのうちのセイヨウノコギリソウが殺菌作用に優れ、日本には明治時代にヨーロッパから入ってきたため、アキレスが神話のなかで使っていたのはこれだと考えられているようです。
別名を“アキレア”と言い、ギリシャ神話に登場する勇者アキレアが関係しています。
花言葉の“戦い”“勇敢”“治癒”は、英雄アキレスのイメージからきているようです。
長期にわたるトロイ戦争で、一度に100人の敵を倒したアキレス。
アキレスが倒した100人目の兵士は、戦国トロイアの同盟国アマゾン国の女王ペンテンシレイア。
アキレスは、勇敢な女王の美しい死に顔に魅了され、ペンテンシレイアを殺してしまったことを嘆きます。
それから彼女の亡骸を手厚く葬り、彼女の魂が花に宿って蘇るようにと祈ります。
そうするとアキレスの願いは届き、ペンテンシレイアの魂はノコギリソウに宿ったそうです。
この神話により、“アキレア”の花名がついたといわれています。
花言葉の“恋の戦い”“悲嘆を慰める”“真心をもって”は、ペンテンシレイアを殺してしまった悲嘆と弔いの心からきているようです。
アキレアは、古代ヨーロッパでは、解熱・鎮痛効果や血止めの効果があるといわれ、薬草として利用されていて、ギリシャ神話で、トロイの戦いで傷ついた戦士たちに、勇者アキレスがノコギリソウの薬効をといて、負傷した兵士を手当したといわれています。
ちなみにアキレスと“アキレス腱”との関係ですが。
ギリシャ神話のアキレスは、生まれて間もないころ、母テティスにスティクス河に頭から全身を浸けられ、
アキレスは不死身となりました。
しかしその時に母がつかんでいた、かかと部分は浸すことができず、
そこが勇者アキレスの急所となりました。
それから、アキレスはトロイ戦争で勇将となるが、敵のパリス王子に唯一の弱点のかかとを矢で射られて
死んでしまったそうです。
そこから致命的な弱点の意味で“アキレス腱”が用いられるようになった、と。
そんな伝説をもつ“セイヨウノコギリソウ”
セイヨウノコギリソウは“コンパニオンプランツ”といって、接触して育てることで、
互いの成長に良い影響を与える植物。
セイヨウノコギリソウから出る分泌液は、害虫を寄せ付けず、
てんとう虫などの益虫を呼び寄せる効果が期待できるようです。
セイヨウノコギリソウ、今度機会があったらお花屋さんで探してみよう(^-^)
★☆ブログを見て頂いた方限定☆★
ブログを見てご予約される方、
EPARKご予約ページの“ご要望”の欄に「ブログを見た」と書いて頂きましたら、
ご来店時に500円お値引きさせて頂きます!!
※一回のみ※キャッシュポ値引き、他サービスとの併用はできません。