私はボクシング観戦が好きです。と、言っても、会場まで足を運ぶようなことはなく、あくまでもテレビやネット放送で見るのが主ですが。
近年は日本人ボクサーの活躍により、メディアにも良く取り上げられることの多いボクシングですが、以前は違いました。頂点である世界チャンピオンがわずか数人しか存在しない為、日本人が割り込む余地などなかったわけです。その後、様々な団体や階級の設立にともない、多くの世界チャンピオンが誕生することになります。
アメリカ人であるマービン=ハグラーは、1980年代に活躍したミドル級の世界チャンピオンでした。
しかし、彼はただのチャンプではなく、史上屈指のスーパーボクサーでした。ハグラーは身長こそ177センチとミドル級では小柄な方でしたが、パンチ、テクニック、試合運びと、すべてにおいて完璧な強さをみせており、ニックネームはマーベラス(驚異)と呼ばれていました。
また、ハグラーは自由奔放なイメージの強いアメリカ人にしてはかなり珍しい自制心の持ち主であったことでも知られており、現役時代は酒、煙草、菓子、コーヒーなどをとらず、修行僧のような生活を送っていたそうです。
そんな彼が亡くなったのはつい先日、2021年3月31日のこと。偉大なチャンプは、66歳で世を去っていきました。寂しいですね。
現役時代のマービン=ハグラーの試合はYoutubeなどで確認することができますので、興味のある方は是非どうぞ。
『超』、良い体してますよ。