「腕を上げようとしても途中で止まる」
「背中に手を回そうとすると動かない」
「肩をぐるっと回すと重い感じがする」
肩が痛くないのに動かしづらい…この症状、実は四十肩の初期かもしれません。四十肩は、肩の動きが悪くなることで、痛みが出るタイプと出ないタイプがあります。では、なぜ肩が動かなくなるのでしょうか?
【痛みがないのに肩が上がらない理由】
◆肩の動きが固まっている
肩の関節は「肩甲骨」とつながって動きますが、長時間同じ姿勢が続くと肩甲骨がうまく動かなくなります。その結果、動きが制限されることがあります。
◆姿勢の影響
デスクワークやスマホの操作が多いと、肩が前に丸まりやすくなります。この姿勢が続くと、肩の関節に負担がかかり、動きが悪くなることがあります。
◆肩を使わない生活が原因
「痛くないから大丈夫」と動かさずにいると、関節周りの筋肉が硬くなり、さらに動かしにくくなります。これを放置すると、徐々に可動域が狭くなってしまいます。
【このまま放置するとどうなる?】
「痛くないし、そのうち治るだろう」と放っておくと、次のようなことが起こる可能性があります。
●腕がさらに上がらなくなる
肩の動きが制限されることで、普段の動作にも影響が出ることがあります。
●肩こりや背中のハリがひどくなる
肩が動かしづらいことで、無意識に首や背中の筋肉が硬くなり、肩こりや背中の痛みを感じることも。
●いずれ痛みが出る可能性も
長期間動かさないと、関節の動きがますます悪くなり、炎症を起こして痛みが出ることもあります。
【どうすれば改善できる?】
改善のためには痛みがない状態でも、日頃から肩の動きを良くすることが大切です。
□肩の動きをチェックする
「壁に背中をつけて腕を上げる」「両手を後ろで組む」など、どの動作がしづらいか確認してみましょう。
□肩を動かす習慣をつける
いきなり大きく動かすのではなく、ゆっくり肩を回したり、肩甲骨を寄せるような動きを取り入れることが大切です。
【まとめ】
これらの症状は、四十肩のサインかもしれません。そのままにしておくと、ますます肩の動きが悪くなることも。
肩の違和感を感じたら、早めにケアを始めることが大切です。「このまま放置して大丈夫?」と不安な方は、一度肩の状態をチェックしてみることをおすすめします!