こんにちは、PNF Balance Studioの宮本です。
梅雨が明けた途端に雨ですが、気温も湿度も高いので熱中症には気を付けましょう(^-^;
さて今回は昔からよく聞く猫背についてのお話です。
▼猫背の状態
人間の脊柱は負担を軽くするため、もともとS字カーブのように湾曲していますが、猫背はそのカーブが強くなっており、身体に負担がかかりやすくなる状態です。
進行するとS字が消失し脊柱全体が弧を描くようになります。
▼内臓への影響
前かがみの姿勢は内臓が圧迫されて胃腸に負担がかかり、逆流性食道炎などを引き起こす可能性があります。
また、肺も圧迫されて酸素を取り入れる能力が低下し、全身の血流が悪くなって倦怠感や集中力の低下なども起こります。
▼猫背の原因
・スマホやパソコンなど長時間の使用
前かがみの姿勢を長時間続けると筋肉が硬くなり姿勢が固定されていくため。
・運動不足
姿勢に大きくかかわる腹筋と背筋の筋肉量が低下して猫背になっていくため。
▼高齢者は特に注意
背中がまるくなると視界を保つために顎が上がった状態になり、顎が上がると気道が広がって誤嚥性肺炎も起こりやすくなります。
さらに高齢になるにつれて骨の変成もすすみ改善が困難になる上に、骨密度が低下すると圧迫骨折のリスクも高くなります。
▼座り方の対策
・6つのポイント
日常から正しい座り方を意識することで猫背の改善だけでなく、腰痛対策にもなります。
1.肘掛けがある場合は肘は肘掛けに置き90°を心がける。
2.肩の力を抜いてリラックスする。
3.顎を引いて背筋を伸ばす。
4.お尻は一番後ろまで引いて少し前かがみにする。
5.机と椅子の間は開きすぎないようにする。
6.膝の位置は股関節と平行か少し高めにする。
対策は早ければ早いほど効果的です、早速始めてみてください(=゚ω゚)ノ