前回に引き続き本の話。
わたしはもともと、石坂浩二さんがやっておられる映画版の金田一耕介シリーズが好きだったのですが、そのうちもっと金田一耕介に関する情報が欲しくなり、原作を読むようになりました。
金田一耕介は今までいろんな方が演じられてきましたが、ドラマ版なら古谷一行さんの金田一が有名な感じですかね。
原作での金田一耕介についての描写は色々ありますが、いかにも頼りなくてとても名探偵には見えないのは、映画等でも分かりますね。
それから、実年齢よりもだいぶん若く見えるようです。
そしてここがわたしのイチオシポイントで、金田一耕介にはつい世話を焼きたくなってしまうような、母性本能をくすぐるところがあるんですね!
映画なら犬神家の一族など、金田一の泊まっている宿の女性が、なにかと世話を焼いてくれています。
あとは金田一の交友関係など、原作は情報量が多いのでやはり良いですね。
石坂浩二さん主演で映画になっているのは5作だけなのですが、原作はめちゃめちゃあります。
大きい本屋ならずらーっと並んで選び放題ですが、それだけあるとどれから読めばいいのか分からない……なんてのもあるあるですよね。
しかしご安心ください!金田一耕介シリーズはなんと!どれから読んでも大した違いはありません!
というのも、一話完結なのであまり話と話に繋がりはないんですね。
ただし、金田一耕介最後の事件は『病院坂の首縊りの家』なので、気になる方はそのつもりで選ばれると良いと思います。